GM:シノビガミセッション「神様のヒマ潰し」第四夜
GM:やっていきましょう。
GM:よろしくお願いします!
噪天 迅:よろしくおねがいしまーす!
鴗白翔:よろしくおねがいしまーす
御薗 荷座:よろしくお願いします
御厨 天音:よろしくお願いします~
噪天 迅:ほいでまあ 昨日の続きだと迅さんの返しからか
GM:そうですね
GM:鴗白翔:「何とかの眼って何?明日使うの?」
噪天 迅:「ははは。天帝の眼のことですね」懐に隠し持つそれの感触を、一度確かめる。「使うかもしれないし、使わないかもしれませんね」
鴗白翔:天音にはうるせ~~~~~~~食材なんかに俺が負けるかカス~~~~~~~という目を向けた。
鴗白翔:「ふーん……見せろよ。使うかもしれねーんなら使い方くらい教えろよ」

GM:この続きからで。
GM:お願いします。
GM: 
噪天 迅:はーい
GM:■メインフェイズ第三サイクル第四シーン シーンプレイヤー:御厨 天音 再開
噪天 迅:「………そうですね」懐で確かめた感触。眼球を型どったそれを、袖の中、手中で転がす。
噪天 迅:「その前に、若様。一つ問わせていただきましょう」
御厨 天音:「……」食事の手が止まる。口を挟むこともないが、二人の方を見遣った。
鴗白翔:「なに?」
噪天 迅:「シノビガミの血を継ぐものとして——救世の神と成る者として。これまでを過ごして来たわけですが——」
噪天 迅:「もし」
噪天 迅:「神に成らずとも。世界を救える方法があるとすれば」
噪天 迅:「貴方はどうされますか」
御薗 荷座:「……」(空気が変わった。2人の様子に注意を払う)
鴗白翔:「は、そんなん決まってんだろ」
鴗白翔:「俺が見てから決める」
鴗白翔:「俺が神になるんだから、俺が方法を選んで当然だろ」
噪天 迅:「成程」フ、と一つ息を吹き出す。「いいでしょう。眼そのものを渡す事はできませんが——」
噪天 迅:「使い方ぐらいは伝えておきましょう」
噪天 迅:天帝の眼の秘密をPC2へ渡します
GM:OK
GM:公開ですね。
噪天 迅:ですね
GM
【秘密:天帝の眼】
噪天 迅は成人の儀で自分の『天帝の眼』を鴗 白翔へと受け継がせることになる。
『天帝の眼』を受け継いだ鴗 白翔は完全なシノビガミとなり、世界を救うだけの力を持ち合わせる。
噪天 迅は鴗 白翔に比べて力が欠けているため、噪天 迅が世界を救うためには、『天帝の眼』を持ち合わせた上で、噪天 迅がその命をなげうつ必要がある。

成人の儀は特殊な結界の中で行われる。
その場に於いて天帝の眼を勝ち取った者は、その結界の中で行われた戦いに参加したものの生死を決定できる。
これについては、死亡を選択した者のそれを覆すことも可能とする。

GM: 
GM:以上です。
鴗白翔:「……ふーん」
鴗白翔:「お前が死んで世界を救いますってか」うっかり野菜を一緒に食った。すごい顔をする。
鴗白翔:「スッゲー腹立つんだけど、それ」
噪天 迅:「ほう。何故でしょう」お茶を啜る。
鴗白翔:「ムカつくから」
噪天 迅:「フフ」あまりに短絡的で完結な理由に、思わず笑みが漏れる。
鴗白翔:「だってジジイ、なんもできてねーじゃん、神のくせに」それはちょっと言い過ぎではないか?
鴗白翔:「それだったら最後までなーんもできないまま終わっとけよ」
鴗白翔:しれっと紅茶のおかわりをせびる神。
噪天 迅:「ハハ、手厳しい」何もできていないのは事実なので特に何も言えない。
噪天 迅:「——何も成せなかった旧い神の老婆心としては——全ては成人の儀の、その瞬間に決まる事です。選択を間違う事は後悔を呼びますよ」
噪天 迅:「よく悩む事です」
噪天 迅:そう言った後、静かに茶を飲み切る。
鴗白翔:「なー、この紅茶ってやつさあ、一緒に食べていい菓子とかねーの?」和風思考神
鴗白翔:「フン、俺は悩まねーもん。どっかの誰かみたいに勝手に人ん家のもの持ち出したりもしねーもん」
鴗白翔:そうだろ?と御薗を見やる。
御薗 荷座:「その点について、特に弁解する気はない。 本家のために必要と、私が判断したまでだ」(にべもない。このご時世、情報で戦うのは当たり前だと言わんばかりに)
御薗 荷座:「……だが。」
鴗白翔:「情報で戦うのとドロボーすんのは別な気がすんだけど。ジジイのときこういうバカいたの?」
御薗 荷座:「……その判断は正しかったと考えている。非常に重要な情報であったことは間違いない」
噪天 迅:「さあ——何分遠い昔の事ですから。よく憶えていません」はぐらかしムーブなのか、マジで憶えてないのか。
鴗白翔:「しらばっくれんじゃねーよクソジジイ」
噪天 迅:「フフ」お茶二杯目。「まあ、儀とは言えシノビ同士の戦い、とあれば。そういう事もありましょう」
鴗白翔:「……ま、別にいいけど……まさかと思うけど、それで俺だけどうすんのか知らないまま成人の儀とやらに行かせるつもり?」
鴗白翔:「俺こいつ(迅)みてーななりそこないになりたくないんだけど」
鴗白翔:「それだったら俺、明日サボるから」
御厨 天音:静かに話を聞いていたが。不意に。
御厨 天音:だん、と。
御厨 天音:テーブルに手を着いて立ち上がる。
御厨 天音:「白翔」
御厨 天音:「それは言い過ぎよ」
御厨 天音:「迅さんにそんなこと、言っちゃ駄目」
鴗白翔:「……ンだよ御厨天音。お前に家の側の何が分かんの」
御厨 天音:悲しむような、怒るような、きっと見たこともない顔をしている。
鴗白翔:鴗白翔は目が悪い。あなたの表情を認識しているか、分からない。
御厨 天音:「分かるわ。分かってるもの。だって、……だって、あなたは……」
御厨 天音:きゅっと口を噤ぶ。
御厨 天音:その瞬間には、庭に続く窓から一陣の風が吹き、天音の姿はなかった。
御厨 天音:今ならまだ追えるだろう。
鴗白翔:舌打ち。
鴗白翔:「ジジイ、俺のメシ食ったら吐くまで殴るからな」
噪天 迅:「老体に鞭打つような真似は感心しませんなあ」二重の意味で。茶をずずず。
鴗白翔:ちょいちょい、と服の裾を整えて、一跳び。
鴗白翔:窓を豪快に蹴破り、庭に躍り出る。
御薗 荷座:「……まったく。 (2人が居なくなったあとの食卓で。)……噪天には、見えておられるのですか。結末が」
噪天 迅:おー、豪快豪快。もしかしたら躾を間違えているのかもしれない、と苦笑しながら。「さて。いくら神と言えど、視えるのは過去と現実だけ——未来を創るのは、若い衆ですから」
噪天 迅:「それよりも、貴方はどうされるおつもりですか。御薗として……いや、御厨天音さんを支えて来た者として」当然書の内容は存じ上げてるのでしょう、と投げかける。
御薗 荷座:「何も変わりません、私は御厨に仕える分家の者。天音が無事、成人の儀を終えること、それだけです。……天音にもその旨は伝えています。私は天音の無事が第一であると」
御薗 荷座:「……あなたこそ、難しい立場であるはずだ。鴗の意向次第では、あなたが犠牲となることもありうる」
噪天 迅:「フフ——過去に、失敗した身ですから。もう一度機会を与えていただけるだけでも有り難いと、そう捉えるだけですよ」自嘲的な笑みを口の端に浮かべながら二杯目の茶を飲み切る。
噪天 迅:「……そうですね」ふむ、と軽くうなずくと口を開いて。
噪天 迅:「天音さんを想う気持ち、しかと聞き届けました。であれば、貴方にも彼らの事は伝えておくべきでしょう」
噪天 迅:強い人間であり、天音を信用するからこそ出る言葉に胸を打たれた。PC1と2の秘密を3に渡します
GM:了解です 上から公開していきますね
噪天 迅:ほい
GM:……公開よな? うん。公開公開。
GM
【秘密:御厨 天音】
あなたは超然たる鴗 白翔に負かされ続ける一方で、誰よりも近くで触れ合い、鴗 白翔が当たり前に笑う姿を見てきた。
あなたは鴗 白翔が神などではなく自分たちと同じ人間であることを信じている。
それを証明するためには、鴗 白翔に敗北というものを教えてやらなければならないと思っている。
あなたの本当の使命は【鴗 白翔が人間であることを証明する】である。

GM: 
GM
【秘密:鴗 白翔】
あなたは御厨 天音を深く愛している。
しかし同時にあなたはこの世界が限界を迎えつつあることを知っており、シノビガミの血を継ぐ者として世界を救わなければならないと思っている。
そのためにはあなたは人間としての自分を捨て去り、シノビガミとならなければならない。
あなたの本当の使命は【シノビガミとなり、世界を救う】である。
また、あなたはもう一つ秘密を持っている。

GM:それぞれ以上です。
御薗 荷座:「……なるほど。……ご厚意、痛み入ります」(情報の礼を言う。自分が、書を奪ったこともあるというのに、だ。)
噪天 迅:「永く世界を視てきた中で、一際輝く絆」
噪天 迅:「だからこそ、私は【彼らの世界を守りたい】。まあ、最終的に決めるのは彼らですが——」
噪天 迅:「——全ては、成人の儀のその瞬間に。」
御薗 荷座:「……私も、最後はあの2人の判断と考えています。我々にもそれぞれ、成さねばならぬことはありますが、それはあの2人とて同じこと」
御薗 荷座:「……なれば我々は、あの2人を、このように、ただ見るべきものとして、扱うことはふさわしくないのでしょう」//
御厨 天音:——夏空に、爽やかな風が吹く。
御厨 天音:零れんばかりに、百日紅が咲いている。
御厨 天音:鮮やかな紅色の中に、あなたに背を向けて、彼女は立っていた。
鴗白翔:紅も藍も、何も分からぬ。そこに区切りだけがある。
鴗白翔:そこに「御厨天音」が存在していることを、
鴗白翔:視覚ではなく、もっと超越した感覚で感じ取っている。
鴗白翔:ーー鴗白翔は目が悪い。
御厨 天音:「私ね」卓越した感覚などなくとも、この距離であればもう分かる。背を向けたまま、ぽつんぽつんと。
御厨 天音:「御薗と、迅さんと、……白翔と。一緒に過ごす時間が、昔から大好きだったわ」
御厨 天音:「私はあなたに負けてばかりだったけれど、でも、その度に頑張ろうって思って。あなたも、いつも全力で相手をしてくれて。御薗も迅さんも、私たちのこと、見守ってくれて」
御厨 天音:「こんな時間が、ずっと続いたら良いなって思ってた」
鴗白翔:地を歩む音は隠さない。それが礼儀である。それが己の中で取り決めたルールである。
鴗白翔:「……終わりは来る」
鴗白翔:「万物に等しく終わりは来る。それがちょっと近かったってだけだ」
鴗白翔:紅も藍も翠も何も。鴗白翔には分からない。
鴗白翔:生まれたときからモノクロの世界にいた中で、初めて鮮やかに見えたような気がしたのが「それ」だった。
鴗白翔:一度で死なない。何度でもやってくる。それは輝いている。輝いていた。
鴗白翔:ーーだからここに。
御厨 天音:「それでも」
御厨 天音:「まだ早過ぎるじゃない」
御厨 天音:「花の名前を教えることも、一緒においしいものを食べるのも、あなたに勝つことも」
御厨 天音:「やりたいことが、いくらでもあるのよ」
御厨 天音:「どうして、白翔じゃないといけないの。……ううん」
御厨 天音:髪が揺れる。振り返る。
御厨 天音:決意を宿したその目は、色が見えずとも、射貫くように輝いて。
御厨 天音:「私は、絶対に認めないんだから」
御厨 天音:ここで天帝の書の秘密をPC2に譲渡します。
GM:OK
GM: 
【秘密:帝光の書】
鴗 白翔がこうして人間と同じようにして暮らせるのは、鴗 白翔が不完全なシノビガミである間だけである。
鴗 白翔が完全なシノビガミとなったら最後、鴗 白翔は人々の記憶からは完全に消え去ってしまう。
それを防ぐためには、人間である間に鴗 白翔を殺すしかない。

御厨 天音は鴗 白翔が完全なシノビガミとなるまでの錨であり、御厨 天音の存在が鴗 白翔をこの世界に繋ぎ止めている。
しかし、不完全であるとはいえ神との繋がりは人間の身体には毒にしかならず、このままでは御厨 天音に残された命は長くない。
鴗 白翔が完全なシノビガミとなれば、御厨 天音との繋がりを断ち切り、身体を蝕む毒を消し去ることが出来るようになる。

GM: 
GM:以上です。
鴗白翔:「……うるっせえよ!!!!!!!!!」
鴗白翔:「お前こそ……お前こそ、どうしてお前なんだ……天音なんだ!!!!」
鴗白翔:「ふざけたこと抜かしやがって……どいつもこいつも……!!」
鴗白翔:「俺はじゃあどうしたらいいんだよ!!今までずっと、俺は神になるためだけに生きてきたっていうのに!!」
鴗白翔:「どうしたらいいんだよ……」
鴗白翔:「こんな世界……くそっ」
鴗白翔:「……ふざけやがって……」
御厨 天音:「……はくと」彼が怒り散らすのは、今まで何度も見てきたことだった。
御厨 天音:けれども、今日のこれは違う。
御厨 天音:あまりにも酷だ。彼にとっても、自分にとっても。
御厨 天音:——見ていられなくなって、気づけば足は地を蹴っていた。
御厨 天音:胸に飛び込むように、あなたを抱く。
御厨 天音:「ねえ、白翔。あなたは、今、何を考えてる?」
御厨 天音:「あなたは、本当はどうしたいの?」
御厨 天音:九ノ一の術から、PC2の秘密を抜きます。今までの、彼らとの思い出を胸に、乙女の想いを籠めて。ということで御薗さん迅さんから感情修正も頂きたく……
御薗 荷座:感情修正入れます。見守っています
噪天 迅:感情修正入れます。見守り見守り。
鴗白翔:「やめろ、触んな……俺に触んじゃねえよ……」
鴗白翔:「俺に」
鴗白翔:「俺に触るな」
鴗白翔:「頼むから……」
御厨 天音:抱いた腕を離すことは、しなかった。
御厨 天音:そんな言葉で離れるならば、もうとっくに、彼女は彼の傍に居ないのだ。
御厨 天音:2D6+2>=5 (判定:九ノ一の術)
ShinobiGami : (2D6+2>=5) → 8[2,6]+2 → 10 → 成功

GM:公開ですね。
GM
【追加の秘密:鴗 白翔】
あなたは神となって世界を救わなければならないと考えているが、同時に、御厨 天音とは完全に隔絶した存在になってしまうことに恐れを抱いている。
あなたは御厨 天音が自分と一緒に死んでくれるのならば、人間のまま死ぬのも悪くないと思っている。

GM: 
GM:以上です。
鴗白翔:「……天音」
鴗白翔:「天音は……俺の、かみさまだよ、天音」
鴗白翔:「一生、そう思う」
鴗白翔:それが終わるのが、明日なのか、そうじゃないのか、それは。
鴗白翔:明日にならないと、何もわからない。
御厨 天音:「……白翔、それは違うわ」
御厨 天音:「私はただの人間よ」
御厨 天音:「それは、あなたも一緒」
御厨 天音:「だから、置いていかないし、置いていかれない。……置いていかれても、追いついてみせるから」
御厨 天音:いつもみたいに。否、今度こそ手を伸ばして、その背に触れるのだ。
御厨 天音:「ね」
御厨 天音:「あなたを、一人になんて絶対しないわ」
御厨 天音:「絶対……」
鴗白翔:「うるせえ」
鴗白翔:「……おれが……おれがそう言ったらそうなんだよ!!俺は、」
鴗白翔:「……」
鴗白翔:「俺は、おまえと」
鴗白翔:「……」
鴗白翔:どうするか迷った。抱きしめていいのか分からなかった。
鴗白翔:「天音」
御厨 天音:「なあに?」手は、背中に回したまま。
鴗白翔:「俺もぎゅってしていいか」
御厨 天音:「うん」
鴗白翔:「わかった」
鴗白翔:壊れ物でも扱うかのように、恐る恐る。手を回して、抱きしめる。
鴗白翔:天音のにおいがする。血の、砂埃の、混じっていないにおいがする。
鴗白翔:これが、本当の、御厨天音。
鴗白翔:今まで目を背けてきたもの。
御厨 天音:抱きしめられる。
御厨 天音:白翔の胸に、腕に、天音はそっと身を委ねた。
御厨 天音:ひどく幸せな心地だった。
御厨 天音:どうして、と嘆くのは止めた。
御厨 天音:守るのだ。この人を。神になんてさせやしない。
御厨 天音:天音は、とっくにそう決めていた。
GM: 
GM:世界の終わりは目前に迫り、
GM:それより先に、成人の儀が執り行われる。
GM: 
GM:鮮やかな花々に囲まれた子どもたちは、
GM:褪せた世界の中に咲く一輪の華と神となる前の少年は、
GM:――果たして。
GM:終わりに向かう世界に、何を残すのだろう。
GM: 
GM:では
GM:シノビガミセッション「神様のヒマ潰し」第四夜
GM:本日はここまでです。
GM:お疲れ様でした!