GM それではシノビガミセッション「火神被殺」第二回、始めていきましょう。
よろしくおねがいします!

浅木 裕 よろしくおねがいします。

伍和 旱 よろしくお願いしまーす!

氷上 融 よろしくおねがい!します!

八柱 薪 よろしくおねがいします!!

GM えーとメインフェイズ第一サイクルが終わり、第二サイクルへと突入。
前回は融さんと旱さんが、薪さんと裕さんが感情を結び、そして融さんと薪さんがそれぞれのプライズの秘密を抜いた、というところでしたが。
さてはて今回はどうなるか。といったところで。
ついでに第二サイクル始まる前に一応GMからアナウンスしておきますね。割と知らない人は言われないと気付かなそうだなってことなので。

八柱 薪 おっ 私の場合たいていのことに気づいていない確率が高いぞ

GM ドラマシーンにおいて情報(秘密や居所)の譲渡は自由にやっていい、というのがまあ、前回の居所受け渡しなどからおわかりだと思いますが、
「忍具」も受け渡しが自由です。ただし戦闘シーンはダメ。ドラマシーンだけです自由なのは。

八柱 薪 戦闘中にやり始めるとわちゃわちゃするしね

GM 戦闘中はそれ用の忍法がありますからね。
ついでに当セッションではドラマシーンにおいてはシクった後で同席PCにお願いして遁甲符使ってもらうのもオッケーにします。ちょっとゆるめ。ほんとはこれはダメだけどまあ。
という改めての周知を始めに済ませまして、えー、はい、始めていきましょうメインフェイズ第二サイクル! 宜しくおねがいします!
 

氷上 融 改めてよろしくおねがい!します!

八柱 薪 わーいお願いします。後出しアイテムアリという感じですね。

浅木 裕 よろしくお願いします。

伍和 旱 よろしくお願いしまーす(2回目!)

GM 本当は怖い場合は遁甲符を渡していざとなったら使ってくれ……と言いながら振る、となるんですけど。まあ今回はいいかなと。
というわけで第二サイクルですが、ええと、誰から動きます? 動きたい方いらっしゃいます?

八柱 薪 はーい

GM おっ薪さん早かった。他にいないなら薪さんからスタートしますが。
いたら2d6で戦ってもらう。

氷上 融 自分はー…………2番手くらいを狙いたい……ですね

八柱 薪 というかぼちぼち融君と会いたい

浅木 裕 私も2番がいいな。

八柱 薪 ので薪のシーンだけど融君に来て欲しい気持ちがある

GM 薪さんでいいかな?

氷上 融 ちょっとこわいけど、いきます。やります。

伍和 旱 うちも狙いたい情報はあるんですが感情共有もあるよなーということで

GM ではまず薪さんで!
 

八柱 薪 わーでは!

GM メインフェイズ第二サイクル第一シーン:八柱 薪

八柱 薪 シーン表振りまーす
st
ShinobiGami : シーン表(8) → 凄まじい人混み。喧噪。影の世界のことを知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。

GM どうぞー
ざわざわ。

八柱 薪 また人混みか。

氷上 融 ドトール……?
スタバ…………?

GM wwww
最初から融さん出します?

八柱 薪 またコーヒーショップ燃えるのもあれだし、振り直そうかな

GM 人混みスタートで違う場所行ってもいいですよ

八柱 薪 なるほど

GM そこで落ち合うとか。見つけるとか。声かけるとか。

八柱 薪 じゃあ、この前燃えたのとは別のスタバで、変わらずフラペチーノを飲んでいます。
すごく混んでいる店内なんですが、薪の横の席だけ、なぜかぽっかりと空いている

氷上 融 じゃあ……2枚くらいかな

八柱 薪 スタバで売ってるポテトチップス(量のわりに高い)も食べてます。

氷上 融 人混みの隙間から棒手裏剣を飛ばします。忍びでもなければ見て取れぬ速度で。

八柱 薪 ではそれを受け止めて。
「待ってたぜ。……座れよ」

氷上 融 ゆらりと。陽炎のように人混みの中から現れる。
「……何の真似だ?」
とりあえずちょっと警戒して、座らずに立ってる。

八柱 薪 「あー、なんだ。まあ、殺し合うにしたってだ」
「私はあんたに興味がある」
オレ、の間違いですね

氷上 融 重要なポイントですね
「馴れ合いが趣味なのか?」

八柱 薪 「いや、あんただけだ
「オレの名前は八柱薪。鞍馬神流。離れた間合いでの戦いからの必殺が得意手。スタバが好き。服を着ない」
「オレはあんたのことが知りたい。何を思ってオレを殺そうとしているのか、何をしようとしているのか。興味がある」

氷上 融 懐の暗器に手を添えながら、じっと相手を見据える。周囲の構造を踏まえた身体の位置、手の位置、足の置き場、姿勢、視線……
……隙はない。相手は鞍馬、肉体能力ではあちらが上だ。真正面から斬りかかっても仕留めはできないと……それは先日実感している。
なら……少しでも情報を得られるのなら、茶番に付き合うもやむなしか。
「融です。流派は……どうせ調べはついているんでしょうが、不知火です。スタバは好きではありません。服は着て下さい」
油断はせぬよう心に決めながら、席についた。

八柱 薪 「服は着ない」
「オレはオレを殺しにくるやつを待っていた。修行や忍務に明け暮れながらずっと待っていた。つまり、あんたを」
「あんたはオレを殺しに来た。きっと同じように、血の滲む日々を送ってきた。あんたの炎を見ればそれがわかる」

氷上 融 「自殺願望……それか自分を討ち取れはしない、という自惚れでも?」手にはいつの間にか抹茶ラテ(アイス)。
炎については言及はしない。それは自分にとっては言うまでもないことだ。

八柱 薪 「そりゃ、オレは負けねえよ」

氷上 融 棒手裏剣をもう一本……放とうとして、相手の手の位置が既に受け止める準備をしている事に気づいて、やめた。
「チッ…………」

八柱 薪 「けどな。あんたのことを知らずに終わらせるには、少し時間が経ちすぎたな」
「あんたがどうやって育ったのか。何を志すのか。何が大切なのか。オレに教えてくれよ」

氷上 融 「そんなものは決まっている。一族の再興以外に……!」と、つい劇場が漏れ出しそうになってから留めて
「そんなこと聞いてどうしようと言うんです。いずれ殺し合うのに」

八柱 薪 「そっちの方がよー、燃えんだろ」
「オレはあんたと殺し合うときを、最高の時間にしたい」

氷上 融 ……命懸けの死合に対しての言葉とは思えなくて、しばし瞠目した。
「……鞍馬っていうのは貴女みたいなのばっかなんですか?」

八柱 薪 「いや?」

氷上 融 「なら、貴方がおかしいだけですか」だから服装もおかしいのか
「殺し合いに娯楽性を求めるなんて……まともじゃない」

八柱 薪 「へえ、言うじゃん。じゃあきくぜ。あんたの一族再興の望みは、お前の全てを費やすにたるものか?」
ポテトチップスをバリバリとかみ砕いて、フラペチーノで流し込むように飲む。

氷上 融 「無論そうです」
考えるよりも先に口が答えた。
「…………ええ、無論」遅れて二度目の肯定。

八柱 薪 「オレはお前の里のことに詳しくない。8年前の出来事を、あまりよく分かってねーが……」
「お前が里で生きてきたよりも、もう多くの時間が流れたんだ。それでも、何よりも大切だと。そう言えるんだな」

氷上 融 「ええ、そうです」
「…………その筈です」

八柱 薪 「なるほどな」
ぼちぼち感情判定したい。

GM はあい。指定特技はどうします?

八柱 薪 うーん、遊芸で。

氷上 融 ウブな13歳によく刺さりそうな特技を………………!

GM 手のひらで転がしている。判定どうぞ!

八柱 薪 2D6>=5 (判定:遊芸)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

GM 無事に。それぞれETをどうぞ!

八柱 薪 et
ShinobiGami : 感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)

氷上 融 えっあっそうか
こっちもET……ふらなきゃいけないのか……

八柱 薪 融くんは振ったのちに書き換えるか選べるっぽいですね。

GM 好きな方選べるので、とりあえず振ってください、3択ですね

氷上 融 強制更新……ですよねこれ?

GM 大丈夫、継続もオッケーです

氷上 融 あっなるほど。
ありがとうございます。少し安心!
ET
ShinobiGami : 感情表(1) → 共感(プラス)/不信(マイナス)

GM さてお二方いかがいたしますか。

氷上 融 殺意のままにします?

GM はい?

八柱 薪 うーーーん悩ましいけど、劣等感だ。

GM ひしばししている。了解しました。薪さんからは劣等感、融くんからは殺意を継続。

氷上 融 即答した声については、迷いはありませんでした。

八柱 薪 「あんたのその純粋な炎のような意志、よくわかった」

氷上 融 「炎のような…………ですか」

八柱 薪 「おしゃべりはこんなところか。悪かったな、付き合わせてよ」

氷上 融 く、と抹茶ラテを傾けた。

八柱 薪 「ああ。お前は炎そのものだ。そうだろ」

氷上 融 「ええ、そうなのでしょうね。きっと」
「僕は一族を再興する。そのために貴方を殺す。それが僕のやるべき事であり、そこに燃えるだの、燃えないだのは関係ありません」
「この炎は、貴方を殺すまで消えはしない」

八柱 薪 「何かを燃やすことでしか成せない願い、か。ならばオレは、それを砕いてみせるだけだ」
では、食べ終わったゴミを捨てて、店を出ます。

氷上 融 「……砕かれた程度で消える炎なものか」
では店を出るその背中にも手裏剣を3枚ばかし

八柱 薪 口を拭ったペーパーでそれを防いで、それもゴミ箱に放りこみます。

氷上 融 その背中を見送って、舌打ちを一つ。やはりアレを仕留めるにはもう一つ手が……
情報が必要だと確信して、自分も退店する。
カップは持ち帰ります。これ持ち込んだドトールの抹茶ラテなので。

GM スタバでなんていうことを……
終わりかな。ありがとうございました!
 

GM メインフェイズ第二サイクル第ニシーン:氷上 融

GM さてはていかがなさいましょう。

氷上 融 えっとですね。このまま薪さんに出てほしくて

GM ほお

氷上 融 先程のシーンの後って体で、尾行したいです
そして秘密を抜きに行きます。

GM なるほど。薪さんがよければ。シーンでなくても尾行シーンというだけでも大丈夫ですが。

八柱 薪 おっどちらでもいいですよ
このまま出ましょう

氷上 融 あ、できれば旱さんにも出て欲しいかな……尾行を手伝ってもらえるなら手伝って欲しい……
感情共有発生するだろうから、その辺もスムーズですし。

GM イチャイチャしよる

伍和 旱 はーい 出ます出ます

八柱 薪 こんこん様と初接触だ

GM ではとりあえずSTから? まあとりあえずふるだけふるというかんじで
結果はまあ、適当に取り入れたり、無視してもいいです。

氷上 融 ST
ShinobiGami : シーン表(4) → 眼下に広がる街並みを眺める。ここからなら街を一望できるが……。
あ、尾行向き~~~

GM いい感じだ。ではどうぞどうぞ。

氷上 融 尾行するとは言ったものの。流石に薪さんもそれくらいは警戒していると思うので

八柱 薪 警戒しながら、街中を移動してますね。
色々と情報集めたりしている。浅木のこととか。

氷上 融 警戒を縫って後をつけるなら、別方向から……という事で。さっきの誘いに乗ってた時点で旱さんに頼んでたとかでも宜しいでしょうか?

伍和 旱 どうぞどうぞ その場合ですとキツネ姿になっているかな

氷上 融 ニンジャ同士の連絡ってやっぱスマホでいいのかな……現代なら……
というわけでスマホで旱さんに「……案の定、こっちは撒かれました。そちらの首尾はどうですか」

伍和 旱 「今追っておる。目立つ格好で探しやすいのう」

氷上 融 あっすごい、背景有名人、便利……

伍和 旱 「しかしこの……ハンズフリー通話というものは便利だな」体の一部にスマホを巻き付けて会話してます。キツネモードだからね。

氷上 融 か、
「このまま拠点まで突き止められればいいんですが……ちゃんと固定しましたか?もう落とさないで下さいよ」

伍和 旱 「わかっておる」異形化を使い、尻尾をもう1本生やし、それを更にスマホに巻き付けてしっかり固定します。
そのまま高層ビルやタワーを三角跳びで移動し、薪さんを尾行します。忍者なので超高速なのでキツネだってばれないでしょう。

氷上 融 ではおきつねさまにナビゲートしてもらいながら、どうにか死角を狙って近づいて……どういうのかわからないけど秘密を知れる所を目撃したい
ということで潜伏術で判定してもいいですか?

GM どうぞどうぞ。潜伏して尾行。まさにシノビムーズ。
ムーブ! 有名だから2回までは振れるね。

氷上 融 いえす!ではにかい
2D6>=5 (判定:潜伏術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功
2D6>=5 (判定:潜伏術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 10[5,5] → 10 → 成功

GM あ、失敗したら振り直しオーケーなので最初から2回振る必要はないんですけど、まあ通ったからオッケー。おくりまーす

八柱 薪 知られてしまった。

氷上 融 ああ……とそうか。スペシャル狙いできたら困りますしね……失敬。

伍和 旱 「融!その角を左に曲がって全速力で駆けろ!」ナビゲートこん

GM いえちょっと言い方がややこしかった。送り先は融さんと旱さんですね。
送りました。
さてどうしましょう。他になにかありますか?

氷上 融 な……ない……ですけど、あ
旱さんにもちょっと聞いて、よければになるんですが

GM どうぞどうぞ

氷上 融 調べてもあくまでも秘密であって居所ではないので、程々なところで完全にまかれたいなって……
(拠点突き止める前に)

八柱 薪 では、そうですね
ちょうど秘密を抜かれたタイミングで、
追跡していた二人と薪の、目が合う

伍和 旱 獣の瞳が迦具土の持ち主を捉えています。

八柱 薪 薪は笑みを作ったあと、その場から全力で離脱します。

氷上 融 こちらはそうですね……ちょと動揺していました。そこに視線をあわせられて、たじろぐ
ふと身体に力を入れ直した時には、相手は視界の外…………

伍和 旱 すかさず融くんに連絡を入れます「……融! 融! 気をしっかり保て!」
近付いて大丈夫そうならビルの上から降りて融くんの近くに着地します

氷上 融 -> GM 「っ……しまった。師匠、奴は!?」

氷上 融 いえ、うん……こっちは、渡せます。うん。手はず通りで。
ぼ、ぼろぼろ
「っ……しまった。師匠、奴は!?」

伍和 旱 「すまぬ、わしも見失った。明らかにわしの存在にも気付いておったな」
入手した薪さんの情報を思い出しながら、ちらちらと融くんの顔を窺っています。

氷上 融 「……すいません。僕が無様を晒さなければ、せめて後は追えたのに」

伍和 旱 「何故詫びる。人と獣であれば獣の方が、それにこの毛はただのキツネには見られぬ色だからな」

氷上 融 「しかし…………」気持ちに整理はつかないものの
これ以上は続けても不甲斐なさを噛みしめる暇もないと感じ、飲み込む。
「……鞍馬は思ったよりも情報を握っているようです」

伍和 旱 「そうだな」

氷上 融 「こちらも、あまり悠長にしている時間は無いのやも……」

伍和 旱 一呼吸置いて。「なあ融よ。お主はあいつが、八柱が憎いか」

氷上 融 「…………」その問いに、しばし考え込む
2つ、3つ、数えられる程度に時間を要してから
「いいえ。ただ、それでも殺さねばなりません」
そう答えた。

伍和 旱 「……本当にいいえ、なのだな?」

氷上 融 「ええ。まぁ、確かにあの女はどこかおかしいようですが、性根邪悪という訳ではなさそうですし……」
「もっとも、そのような事は使命には関係のない事ですが。なぜそのような事を聞くのですか?」

伍和 旱 「お主が心の底から八柱を殺したいと考えておるなら、今知った事実にも動揺せず、今まで通りに獣の如く、火の如く襲い続けるはずだ」
「わしはお主の弱さ、未熟さ、芯のぶれ……それらを確かめたかっただけだ」

氷上 融 ぐ、と息がつまる感覚。それはまったくもって言い逃れのできない指摘であった。
言われてみれば、自分は確かに……奴を殺したい訳ではないのかもしれない。
それを研ぎ澄まされていないと言えば、そうなのだろう。
「ご指摘……おっしゃる通りです。未だ心弱く、未熟であり、ぶれもある……研鑽の必要性は感じました」
「ただ」

伍和 旱 「……ただ?」

氷上 融 「やらねばならないのです」
「……そのはずなのです」
「……どうか、お手伝い願えませんか」

伍和 旱 「融よ」
「わしを誰だと思っておる?」
獣の姿のまま、口角を上げます。彼の不知火の力に応えるよう、火術で二人を包み込む空間を温めます。

氷上 融 「誰と申しますと、つまみ食いはするし、スマホを買った日に割るし、放って置くと三食油揚げと肉ばかりにするし……」
「……でも、とても頼りになる、最高のお師匠様です」

伍和 旱 「つまみ食いではない、味見と言え」

氷上 融 「……同じです」
苦笑して……それで
迷いは確かにあった。
躊躇いも確かにあった。
殺したくない、という気持ちも……正直に言えば、あった。
けれど。今はまだ身を焦がす炎が、それを内側から融かしている。
頼りになる師匠に気づかれぬよう、こっそりと己の胸を掴んだ。

伍和 旱 旱は融から離れ、移動するのか?という問いを態度だけで投げかけますが
急に融くんの耳元で声が響きます。弟子に背を向けながら腹話術を使いました。

氷上 融 ……む?

伍和 旱 「融よ。わしからも頼みたいことがある。だが詳細を伝えるには、今は早すぎる」

氷上 融 腹話術は襲わっている。が、師匠程は得意ではない。

伍和 旱 「あくまでも師匠や育ての親……という立場ではあるが、わしはまだお主を全て見透せているわけではないからな」
「その時が来たら、いずれ??」

氷上 融 不可解さを感じながらも、こちらは普通に声に発する。 「移動して──もう少し、探り続けましょう」
「今は逃しましたが、機は必ず来るはずです」
と。言ってその場を去ろうと歩き出します。

伍和 旱 と、一方的に話し終えて、融の返答に頷いて。何事もなかったかのように彼の後に着いていく。獣の姿であれど、今は表情を悟られたくなかった。

GM  
ありがとうございました。
では、ええと次、このまま裕さんで良さそうかな。

浅木 裕 はい、いきます。取り敢えずドラマシーン

GM 第二サイクル第三シーン:浅木 裕

浅木 裕 ST
ShinobiGami : シーン表(6) → 優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。

GM 優しい。

浅木 裕 融君をドトールに呼びます。
先に席についている裕。温かいカフェラテを片手に。
「君が欲しがっていたものを渡そう」 と短いメールが。

氷上 融 メール。知らないアドレスからですよね (多分捨てアド?)

浅木 裕 初対面だけど、比良坂機関の電子署名がついている。

氷上 融 ウワッ
地の滴る包丁よりも不吉

浅木 裕 病院のか浅木だと分かるようにね。

氷上 融 ……なんとなく、送り主の予想はついた。
師匠から聞いていた怪しい人物。そして、彼女がつぶやいていた名前。
というわけで、ドトールの指定の席までやってきます。ミラノサンドBとアイスコーヒーを手に。

浅木 裕 「氷上 融君、初めまして。知ってると思うけど、僕は浅木 裕。麝香会で君の敵の主治医をしている。」

氷上 融 「……名乗る前に名前を呼ぶのは、博覧強記の売り込みですか。それとも礼儀を知りませんという自己主張ですか?」
アイスコーヒーで唇を湿らしつつ、警戒心丸出しの瞳で相対しています。

浅木 裕 「すまない、急に呼び出したり、この非礼は詫びよう。」
「先に渡しておこう。これは僕からの気持ちだ」
八柱 薪の居所の書かれた紙を氷上 融に渡します。

氷上 融 ……よし、丸薬ではなかった
訝しがりながらも、しかししっかりと受け取ります。

GM 了解です。居所が、ええと、全員に渡るな。
薪さんの。

氷上 融 師匠からの警告は受けていた。それでも会うことを決めたのは……あの八柱薪について交渉が可能な相手がいるとしたら、この人物だろうと思っていたからだ。

八柱 薪 くそー エッチなくせに……

氷上 融 「気持ちを伝えに来たという訳ではないでしょう。そちらの求める情報は?」
感情共有あるし全員~ですね

浅木 裕 「薪が僕に隠していることもあることは知っているんだけど、それを確認しておきたい。」
「彼女への気持ちは変わらないだろうけど」
「紙鏡の情報はそうそう渡してくれないんだろう?」

氷上 融 「ふぅん。そうですか」

浅木 裕 神です。紙とかちゃちなものじゃない

氷上 融 信用する気はない。信用する気はないが
”八柱薪が浅木裕に向けていた感情”については、信用に足る情報を集めている。
「……こちらもやるべきことがありますからね」
「ですが。交渉な可能な程度の手札はあります。例えば──」
というわけで、【八柱薪の秘密】を裕さんに共有します。

浅木 裕 「堅いなあ、不安なら。もし実は心のどこかで君も彼女を救いたいならば、頼ってくれても構わないよとも言っておこうかな」

GM 了解です。共通というか渡すというか。とにもかくにも公開ですね。

氷上 融 と、譲渡ですね譲渡。オープンセサミ

GM 公開情報なので、とりあえずここに貼ります。それから公開情報タブに貼りますね
それでは
 

GM 【秘密:八柱 薪】
心臓である『宝珠・迦具土』を一度でも失った場合、
あなたはエンディングフェイズで死亡する。
『宝珠・迦具土』と一体化しているため、
あなたは『百燐』か『炎刃』を使用することが出来る。

鞍馬神流はあなたを餌に火神をおびき出そうとしている。
だが、『宝珠・迦具土』を使うことは危険な賭けでもある。
クライマックスフェイズ終了時に火神が死亡していなかった場合、
鞍馬神流の手によってあなたは『宝珠・迦具土』ごと封印される。

「君を自由にする」
浅木 裕はあなたにそう約束してくれた。
相手が約束を守ってくれるならば、
あなたは自らの使命を「自由になる」に変更しても構わない。
薪は『百燐』を選択しています。

GM  
以上です。

氷上 融 「鞍馬は」
「随分と、道徳的な囮猟をするようですね。火神というのが何かは知りませんが、随分と執心しているようで」

浅木 裕 「これを君は道徳的というのか? 人道に背いているとしか思えないが。」

氷上 融 「……皮肉ですよ」鼻白んでミラノサンドにかぶりつく
「貴方個人の狙いは僕にはわかりませんが、少なくとも彼女は貴方を……」そこで、名前をつぶやいていた時の様子を思い出して片眉を上げ

浅木 裕 「でも不知火も似たようなものじゃないか。人身御供を捧げて一族再興なんて、回りくどい上に」

氷上 融 「……未だ信じているかはわかりませんが、一抹の希望を抱いていた事は確かなようです」

浅木 裕 「まあ、使命があるのは仕方ないからこれ以上はよすよ」
「でも彼女が僕のことを希望として思ってくれてたのは嬉しいな」

氷上 融 「…………」沈黙を返す。炎をは彼を焼けとは言っていない。

浅木 裕 「長年、診てきた甲斐はあったようだ」

氷上 融 カンダタでももう少しマシな物に手を伸ばしそうなものですがね
あ、「」抜けてたけど……セリフだったということで。

浅木 裕 「また失礼を、お礼がまだだったね。貴重な情報をありがとう。」

氷上 融 「おかまいなく」要するにこれは取引だったのだ。それくらいはわかっているつもりだった。

浅木 裕 「手短になって悪いが次の予約もあってね。そろそろ会計にさせてもらおうかな」
「お代はこちらで持つから。」

氷上 融 「それはどうも。予約に遅れないようにお気をつけを。僕も別にあなたと長話をしたいわけではないので、おかまいなく」
「いや……ただ、ひとつだけ」
それは本当に、気まぐれからの疑問ではあった。どちらの答えであっても自分のやることは変わらないのだから、意味のない問い。
「結局貴方、どっちなんですか?」

浅木 裕 「どっちっていうのは? 薪を殺そうとしているのかどうかってことですか?」

氷上 融 「……そう捉えていただいても構いませんけど」

浅木 裕 「難しい質問だな。彼女を救うためなら何でもすると答えておこうか。」
「麝香会総合病院が何を掲げているか、そのままだと思ってもらってもいいよ」
「愛と死を等しく与える。」
「この愛や死っていうのもそれそのものでもないにせよ、患者のためならどんなことでも手を染めるということだと解釈してるんだ」

氷上 融 「…………ご返答どうも。僕は医者が嫌いなんだということが再確認できました」

浅木 裕 「それは残念、忍びってのはどうも医者が苦手なのが多い気がするし、あまり気にしないよ」っとフフっと軽く笑顔で返す
浅木は会計を済ませる。次の予約ってのは君も来てもらいたいんだけど

氷上 融 片眉をあげる…………が、まぁついてはいきますよ、情報はほしいし

浅木 裕 ここに君のお師匠様を招待していてね。病院の近くのおいしい肉料理のイタリア料理店を指す
「彼女、肉料理が好きなんだろう?」

氷上 融 「ええ、まぁ……」
情報自体はもう渡したはず。狙いが読めずいぶかしげ。

浅木 裕 他なければもう夜、イタリアディナー店にて顔合わせしてるところからにしようかなと。やっぱり時間とっちゃってるんで。

伍和 旱 登場していいならRPしまーす

浅木 裕 どうぞどうぞ
「先日は、いきなり失礼しました。お詫びにと融君とちょうどさっき一緒だったのでこのまま3人で食事にと思いまして」

伍和 旱 店の雰囲気に似つかわしくない着物姿の女が融の隣に座っている。「丁度さっき一緒だった? 無論それだけの理由ではないだろうな?」
警戒心マックスです。キツネ姿だったら全身の毛が逆立っていてもおかしくないほどの。

浅木 裕 「まあ、男の同士の話ってやつですよ」

伍和 旱 「ではわしは蚊帳の外でないか」

浅木 裕 「彼も年頃なのでそこは多目にみてもらえると嬉しいですね」

氷上 融 サイン、は流石に忍びの眼の前でできることでもなさそうだしな。
「まぁ少し、込み入った話を」

伍和 旱 そうなのか? という視線を融に向けています。

氷上 融 ドトールの後は、ずっと少しむっとした顔をしています。
あ、一応意味ありげな視線は返しますよ。収穫はあったと。
ただ基本的には、あまり喋る様子はないです。

浅木 裕 「少しだけ話すと薪のことを二人で話してたんですよ」
「あなたにも大事な子がいるように、私もあの子のことは気にかけてまして」

伍和 旱 「八柱のことを、か。彼女を追うものと彼女を支えるもの、一見接点が無いように見えるがのう」

浅木 裕 「そうですかね、複雑な気持ちがあるんだと思ってますよ」

伍和 旱 言葉に出さず、顔にも出さず、裕の言葉に同感してしまう。特にあの薪を逃したときの融の顔を見れば、それは明らかなことだ。

浅木 裕 「でも支えるものというところでは私とあなたの方が似ているかも知れませんけど」

伍和 旱 「似て非なるものではあると思うがな」
さりげなーく融くんをかばうように彼の手に触れます。

氷上 融 話はそっぽ向きながら聞いています。
手はまぁ……触れる程度に。

浅木 裕 テーブルの下側で旱の尻尾に何かを掴ませようとする
迦具土の秘密を旱さんに渡します。

GM ほほう。えーと。共有になるので、公開?
あそもそも共有以前に旱さんだけか。公開します。

伍和 旱 ですね。おあずけこんこん状態だったので。

浅木 裕 「どうですかね、守りたい気持ちは同じだと思ってますからそのためになりたいと思ってるんですよ」

GM  

浅木 裕 公開であってます。

GM 【秘密:宝珠・迦具土】
『宝珠・迦具土』を宿した『火神』を殺害することで『神産みの儀式』は完成する。
(殺害後にプライズを押し付けてもよい)
儀式を完成させた者は神の力を得て『忍神』となる。

忍神は、戦果として願いを1つ叶えることが出来る。
ただし『死亡した火神の復活』だけは叶えることが出来ない。

忍神は穢れを1D6点受ける度にこの願いの数を1つ増やすことができる。
この効果で生命力が0以下になった場合、そのキャラクターは死亡する。

GM  
以上です。

浅木 裕 その紙にはこれは融くんを守るために必要な情報のはずだと思ってますと添え書きがある。
凹凸があって読み取れるようになってるってことでいきましょう。ナキサワメの情報を載せて返してもらえたらとも書いてある。

伍和 旱 足元で何かが動いたのに気付き、着物の一部の変化を解いて尻尾にし、それを巻き取って回収します。
融くんの視線がこちらに向いていないことを確認すると、超速でテーブルの紙ナプキンを手に取り、超速で何かを書き(忍者なので)、それを裕に渡します。
というわけで対価として、神鏡・啼沢女の秘密を裕さんに渡します。

GM 了解です、こちらも公開ですね
 

GM 【秘密:神鏡・啼沢女】
氷上 融に取り憑く『不知火』の一族の業火を抑えつける役目を持つ鏡。
氷上 融が『神鏡・啼沢女』を失った場合、
業火に包まれクライマックスフェイズ終了後に死亡する。
 
また、『宝珠・迦具土』を保持している者は、
『神鏡・啼沢女』を手に入れない限り妖魔化して暴走し、
エンディングフェイズにて完全に妖魔となる。
 
『神鏡・啼沢女』は愛によって力を活性化させる。
『神鏡・啼沢女』の保持者は、
シーンに登場しているキャラクター2人のプラスの感情を失わせる代わりに、
不知火の一族の業火による効果をクライマックスフェイズ終了まで無効化することが出来る。

GM  
以上です。

伍和 旱 裕さんが読み終えた頃合いを見計らって腹話術。裕さんの耳元で声を出す。「どうだ?」

浅木 裕 「これは参りましたね。まだ希望は捨てられないけど、打つ手なしとは。彼女は難病だ」

伍和 旱 「病を患っているとは思えぬ動きに見えたが」

浅木 裕 「並々ならぬ鍛錬をしてきてますからね、でもおかげで分かることがありました。まずは病を知ることからですから、ありがとうございました。」

伍和 旱 「わしも迦具土迦具土と口にはしたが、実態が掴めぬままだったからのう」

浅木 裕 とここで、「氷上君、さっきから大丈夫ですか? お口に合いませんか? ここの料理は」
情報判定で氷上融の秘密を抜きます。毒術を使います。

氷上 融 「別に、ただ気をつけて食べているだけです」
毒を盛られないように……って暗に示そうとした矢先に之だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

GM し、仕込んでやがる……!
比良坂が上手だった。判定をどうぞ

浅木 裕 2D6>=5 (判定:毒術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

氷上 融 よしっ!

伍和 旱 わーい

GM おおっと。どうします?

浅木 裕 ここは失敗で。

GM 了解しました。このまま通し。

浅木 裕 医霊の判定をします。

GM ひゅう。どちらに?

浅木 裕 旱さんに。重傷を与えます。

GM 了解しました、判定を

氷上 融 あっやっぱり

浅木 裕 2D6>=6 (判定:毒術)
ShinobiGami : (2D6>=6) → 3[1,2] → 3 → 失敗

GM あっファンブル。

浅木 裕 FT
ShinobiGami : ファンブル表(3) → 情報が漏れる! このゲームであなたが獲得した【秘密】は、他のキャラクター全員の知るところとなる。

GM あ。ええと。
これは昔の方のやつなので、今はあれですね

浅木 裕 違いましたっけ?
あれ

GM 各人が好きな秘密を選べるやつ。
p55を

八柱 薪 これってシーンにいなくてももらえるの?

GM >情報が漏れる! あなた以外のキャラクターは、あなたの持っている【秘密】か【居所】の中から、好きなものをそれぞれ一つ知ることが出来る。
もらえます。
そして、
本人の【秘密】も、選択肢には含まれます。

八柱 薪 だよね!!

伍和 旱 じゃあ裕さんの秘密ほしいです(即答)

GM なんですね。

浅木 裕 浅木 裕は行きつけのイタリア料理店にもちろん、自分の毒を仕込んでいた。自白剤や神経剤などなど

氷上 融 既に持っている秘密は全体公開されているから

浅木 裕 お店の料理に。

八柱 薪 自白剤が。

GM 自白剤が。

浅木 裕 しかし、うっかり、自白剤入りの酒をうっかりと口に含んでしまう。
自ら

八柱 薪 あ、アニキがそんなちょんぼをするわけねえ……! オレのアニキが……!

氷上 融 あ、せっかくだからちょっとかっこつけていいですか???

浅木 裕 どうぞ

氷上 融 さすがにこれうっかりというのもアレだし……
んでは
──ずっと押し黙ってはいたが、無論その間何もしていなかった訳ではない。
麝香会の流儀は知っている。その噂も、その手口も。
ずっと押し黙っていたのは、単にへそをまげていたからではなく……
【分身の術】を駆使し、すり替えていたのだ。店員の運んできた皿を……机にサーブされる直前に。
変えたのは己のものと、裕のもの!   てな感じで。

GM なるほど強い。それでは公開としましょう。
 

GM 【秘密:浅木 裕】
八柱 薪は不知火の生き残りであり、『宝珠・迦具土』の器である。
クライマックスフェイズ開始時に
八柱 薪が『宝珠・迦具土』を持っていた場合、八柱 薪は火神となる。
あなたの本当の使命は【火神を殺す】ことだ。

「君を自由にする」
八柱 薪にそんな約束をしたのは氷上 融である。
あなたはその約束の相手が自分であると八柱 薪に思い込ませ、
あなたの傍にいるように縛りつけた。

しかし、ずっと共に過ごしてきた八柱 薪をあなたは失いたくない。
八柱 薪があなたにプラスの感情を抱いてくれるのであれば
使命を【八柱 薪を自由にする】に変更してもよい。

GM  
第一サイクル第一シーンで宣言した通り、裕さんの使命は既に変更されています。
以上!

浅木 裕 以上をペラペラ話しました。

氷上 融 まぁその~そうですね。
料理を食べて、瞳に異常がでたのをおそらくは確認して

浅木 裕 っと冷静になって「あっ、あっなんてことを……」

氷上 融 「知っていることを話せ」とでも問い詰めたんだと思います……
思いますけど
これここで聞いてどう
せぇ……
…………と!!!

伍和 旱 すました顔で肉食べつつ、一概に薪の協力者とは言えないのでは……? とか、考えてる。

浅木 裕 「私としたことがこんなはずでは……」ぷるぷる震えている。
「すみません、誠に失礼ながらこれで」融を睨むと、お代を置いて立ち去ろうとします。

伍和 旱 「はッ」獣のように笑う。
その笑みは、尾行されていた薪が融と旱に向けたものとよく似ていて。

氷上 融 「なにを……」
身体が熱い。血潮が煮えたぎる。なにもかもがわからないなかで、身を満たす激情を、胸の内側から溢れる炎が焼き尽くそうとして……
その炎を”激情の方が握りつぶした”
「言ってんだよッ!!!!!」
火術!特に制御もなされてない、ただ大きいだけの炎の塊を去りゆく裕めがけてぶつけます!

GM 洒落た内装のレストランが燃え上がる。

伍和 旱 融が激昂するのも止むを得ないと思いつつも、裕の口から出た事実は少なからずとも旱にダメージを与えていた。

氷上 融 ついでに全方位火柱をばらまきます。

GM テーブルクロスもそうだし、薄手のレースカーテンなんてよくよく燃えそうですね。

氷上 融 旱さんもまきこむかもしれないけどおかまいなし。全力放射

浅木 裕 振り返り、「さっきはよくも台無しにしてくれたな。もっと殺気を殺さなければ当たらないよ」 炎の塊を術で反発させて受け流します。
「食事中のようにやればよいものを」

伍和 旱 焦りを弟子に悟られないように一瞬のうちにキツネ姿に戻り、融を援護する構えに入ります。

氷上 融 ……こんなのはもはや忍法ではなく、只の炎だ。忍びには通用しない。頭のどこかで理性がそう言っている。

GM 第二サイクル第四シーン:伍和 旱

氷上 融 だがそれも、今は関係ない。感情のままに、己自身の視界が塞がるまで火の海に!します!

GM ちょうどいいのでこのまま続けましょう、どうぞ。

伍和 旱 ST
ShinobiGami : シーン表(9) → 強い雨が降り出す。人々は、軒を求めて、大慌てて駆けだしていく。

氷上 融 (意訳:去るなら今です)

GM 強い火の雨だろ!

伍和 旱 また雨だ!

氷上 融 これスプリンクラーじゃなあい?
人が慌てて駆け出しているのは確か

伍和 旱 わしは雨に縁があるのだろうか。そう独りごちる暇もなく、融の放った火がイタリアンレストランを包み込みます。
怒りに燃える彼の隙をついて背中に乗せると、尻尾を伸ばし傘状にして弟子の上にかぶせます。

氷上 融 炎は……
師匠も燃やそうとします。
全身隙の塊にはなっているので拘束は簡単にされますが。全身火の玉状態です。

伍和 旱 「融! 落ち着け!」走りながら、身を捩って炎を振り払おうとします。が、弟子の炎は今まで知る彼の術とは比べ物にならないほど熱い。

氷上 融 「師匠……師匠!」
「不知火の生き残りは……僕じゃあなかったんですか。僕だけじゃあなかったんですか!」

伍和 旱 「知らぬ! わしもたった今知ったことだ!」

氷上 融 「僕と、奴は……知古だったというのですか。僕の過去に何があったんですか!」

浅木 裕 (既に立ち去ってます。消防は呼んでいるのでいつかかけつけてくるかも)

氷上 融 「貴方は……貴方は何か知っているんじゃあないんですか!」
「知っていると、そう言って下さい!…………師匠!」

伍和 旱 「わしはただ、朦朧としていたお主を見つけ、いたたまれなくなっただけだ」
「たった今まで、八柱まで不知火だったとは知らなかった!」

氷上 融 わからない、何も……何が真実なのかも!何を信じればいいのかも!

伍和 旱 大きなキツネの頬に一筋の涙が伝います。それは大雨にかき消されて、すぐさま顔面がびしょびしょになってしまいますが。

氷上 融 身にまとった炎は、視界のすべてを陽炎で歪ませている。
ただ
ギリ、と奥歯を噛み潰した。
その声で、少しだけ思い出した。暴走しそうになった時の”制御”の方法。
それは──同じような因子を持つ師匠から──教わってはいたのだと。
といわけで少しだけ落ち着いて、炎は収めます。

伍和 旱 「……融。わしとお主が初めて出会った日のこと、覚えておるか? 当時の様子ではお主はしっかり覚えておらんかも知れぬが……」
「わしは『自分の足を地に付けて立つような物の方が好ましく感じる』」
「今のお主は、感情に揺さぶられ、振り回されるだけのただの小童じゃ」
「だが、その怒りは一筋縄ではいかないことはよくわかる。だから、お主の内に秘めている思いを知りたい」
「……不知火の生き残りが二人いたように、知らない情報があると、これからにも支障が出るのでな……」
融くんの秘密を調べます。結界術で。

GM 了解です。判定を

伍和 旱 2D6>=5 (判定:結界術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 8[4,4] → 8 → 成功

GM これは完全に旱さんだけですね。送ります。

伍和 旱 決まってよかった……

氷上 融 「師匠……ですが、ですが、師匠」
「僕は。今まで一度だって」
「……自分の足で立てた試しはありません」

GM お送りしました、どうぞ

伍和 旱 融を乗せながら、小さなトンネルへ向かいます。その入口に結界術でゲートを作り、二人しか入れない空間を形成。そこに突入します。

氷上 融 道中で、自分の知っている事は洗いざらい話してしまいました。

伍和 旱 旱の形成した空間は、焚き火に手を当てたときのようなじんわりと暖かいところでした。
自分もその暖かさに気が緩んでしまったのか、再び涙を流してしまいます。

氷上 融 融の顔は……背中で雨に打たれ、全身ずぶぬれになっていたはずですが、水滴は一滴もついてはおらず
ただ蒸気がゆらゆらと立ち上っています。
激情の制御はできた。落ち着きもした。その間隙に、本音を漏らす事もできた。
けれど。そうなったのなら。

伍和 旱 「……はは、その蒸気を見るとお主が不知火であることをより一層強く感じられるよ」

氷上 融 また、自分の胸の内から焦げ臭いものが漂うのだ。
「……ええ、そうでしょう」
「僕は、不知火ですから」
「お手数おかけしました。もう大丈夫です」

伍和 旱 「やらねばならぬという自責の念に押しつぶされるなよ」
「それと……だ。この際八柱を狙うことは抜きにして、だ」
「何か、成し遂げたいこと等……あるか?」
わしらしくない問いかもしれぬが、と付け加えて、地面にへたり込みます。

氷上 融 「僕は…………」
「自分を知りたい」
「今、なにもかもがわからなくって。自分が本当に、貴女に顔向けできるような人間なのかもわかりません」
「だけど、だから。僕は……自分を知って」
「自分の足で立って……胸を張って、貴女と会いたい……です」
「でも」
炎が焦がす
「その前に、僕は」
それが告げる
「八柱薪を、殺さなければならない」
俯いて、旱さんの目を見ずに……その場を去りたい、です。ね!

伍和 旱 弟子から燻る炎の在処がわかった今、師匠は悩んでいた。
「もし、その前に」
「わしと別れる日が来たらどうする?」
「八柱を殺した先にわしが居なければ、お主は何を求める?」

氷上 融 俯いたまま
蒸気が揺らいで。
拳を握って。
大きく息を吸いながら、下唇を強く強く噛んだ後に。
「……わかりません」
そう答えました。

伍和 旱 「答えは、その日が来たときに出ると見て良いのだな?」

氷上 融 「……わかりません」

伍和 旱 ??やはり、お主は未熟じゃな。そう言えるはずもなく、ただ俯く融の姿を見つめていた。

氷上 融 その場を去ります。向かわざるを得ない方向へと向かって。

GM  
ありがとうございました。