GM
では
GM
シノビガミセッション『化生応神』第六夜
GM
始めていきましょう。
GM
よろしくお願いします!
《終末の獣》
よろしくお願い致します。
境 清花
お願いいたします
境 仁悟
よろしくお願いします
鴟尾 鴞字郎
よろしくおねがいします
GM
これよりクライマックスフェイズに突入……ですが、その前に
《終末の獣》
はい。
GM
お願いします。
《終末の獣》
『終末の獣』の効果、・生命力スロットの回復。(死亡していた場合も復活可能) を使用。
《終末の獣》
対象は清花。
GM
清花はそれを受け入れますか?
境 清花
はい。
GM
了解しました。
GM
清花の生命力スロットが回復し、
GM
『化粧応神』によってつけられた一切の傷が癒えます。
GM
では
GM
これより、クライマックスフェイズを開幕いたします。
GM
◆クライマックスフェイズ:ラウンド1
GM
各自、プロットを決定してください。
《終末の獣》
決定。
境 仁悟
決定
鴟尾 鴞字郎
決定
境 清花
決定
GM
揃いましたね
GM
ではオープンプロット、お願いします!
[ 《終末の獣》 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 境 仁悟 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 境 清花 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 鴟尾 鴞字郎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM
◆ラウンド1 
6:鴞字郎 4:清花 2:《終末の獣》、仁悟
GM
プロット6、鴞字郎の行動からです。
鴟尾 鴞字郎
三千大戦世界
GM
了解しました。
GM
三千大戦世界の効果により、これ以降
GM
戦闘に参加している鴞字郎以外のPCは、攻撃によって受けるダメージが1点増加します。
鴟尾 鴞字郎
「野郎ども!踊れ踊れ!」
鴟尾 鴞字郎
「このバカ騒ぎを500年待った!せいぜい派手に散りやがれ!」
鴟尾 鴞字郎
戦場に火薬の香り。
鴟尾 鴞字郎
花火を打ち上げるように、あちこちで火種が破裂する。
GM
◆プロット4
GM
清花の行動です。
境 清花
禁術を使用
GM
対象の忍法は?
境 清花
対空千手砲を指定します
GM
了解です。判定を。
境 清花
2D6>=5 (判定:罠術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
GM
えっ???
GM
はい、成功です……特に生命力の欠けなどもないのでこのままで。
GM
そのまま攻撃ができますね。
境 清花
「思う通りになさいませ」
境 清花
「わたくしはそれを潜りましょう」
境 清花
魔琴。対象は鴞字郎
GM
はい。判定を
境 清花
2D6>=5 (判定:遊芸)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM
成功ですね。鴞字郎は遊芸から回避判定を。
GM
7以上で成功、6以下はファンブルです。
鴟尾 鴞字郎
2D6>=7 (判定:変装術)
ShinobiGami : (2D6>=7) > 5[2,3] > 5 > 失敗
GM
ファンブル。
GM
鴞字郎は逆凪状態となり、今ラウンド一切の判定に失敗します。
GM
揺らしが乗って2点の射撃戦ダメージ。
GM
頑健が潰れますね。
GM
こちらで減らします。
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 頑健 : 2 → 0
GM
ではRPを。
境 清花
先に張り巡らされた十三絃。鴞字郎を中心にぎりりと絞まる。
境 清花
「わたくしは、自ら示します」
境 清花
「あなたに心が不要というなら」
境 清花
「わたくしは心にて掴みましょう」
鴟尾 鴞字郎
「き、ききき」締め上げられながら、嗤う。
鴟尾 鴞字郎
「言うねえ。連れ添った男を一晩で乗り換えた売女が!」
鴟尾 鴞字郎
「き。き。こいつはなかなか……大人しいツラして、きちんとてめェも忍じゃねえか!」
境 清花
「忍にあらずば、苦しまなかったでしょうが」
境 清花
「苦しみを捨てたあなたに、何を言われる筋もなし」
鴟尾 鴞字郎
「心、心、心、心と!」
鴟尾 鴞字郎
「そんなに心が好きなら、しっかり奥底に抱えてな!」
鴟尾 鴞字郎
「何しろテメェはこれから、愛する者を失う苦しみを味わう事になるんだからなァ!」
GM
◆プロット2
GM
《終末の獣》、仁悟は1D99を。
境 仁悟
1d99
ShinobiGami : (1D99) > 83
GM
低い方から行動していただきます。
《終末の獣》
1d99
ShinobiGami : (1D99) > 73
GM
はい。
GM
では《終末の獣》の行動から処理を行います。
《終末の獣》
奥義使用。
《終末の獣》
対象、境仁悟。
《終末の獣》
指定特技 :憑依術
《終末の獣》
エフェクト:クリティカルヒット/断ち/射程低下
《終末の獣》
化生鏖刃を抜き放つ――ことなく、その間合いを詰める。
《終末の獣》
獣としてのその本性を、限界まで解き放つ。
境 仁悟
体を躱すことができない。
境 仁悟
直感でそう判断し、来たる衝撃に身構える。
《終末の獣》
原始の一撃。
《終末の獣》
《狗楽・大顎(くごう・おおあぎと)》
《終末の獣》
その大顎にて、喰い千切る。
GM
奥義の効果により仁悟に5点のダメージ。
GM
《終末の獣》は5D6を。
《終末の獣》
5d6
ShinobiGami : (5D6) > 21[3,3,5,5,5] > 21
GM
忍術、戦術、他3箇所が仁悟の任意。
GM
どの分野を潰しますか?
境 仁悟
体術以外。
GM
了解です。なお、同時行動であるため、次の仁悟の行動は生命力の欠けのない状態で行動が可能です。
[ 境 仁悟 ] 器術 : 1 → 0
[ 境 仁悟 ] 忍術 : 1 → 0
[ 境 仁悟 ] 謀術 : 1 → 0
[ 境 仁悟 ] 戦術 : 1 → 0
[ 境 仁悟 ] 妖術 : 1 → 0
GM
受けのRPからそのまま仁悟の行動をどうぞ。
境 仁悟
避けられぬ必殺の一撃、その顎門が閉じる寸前、
境 仁悟
刀の柄を握り、男は一歩前へ踏み込む。獣へ向けて、刀を振るう。
境 仁悟
春雷を終末の獣へ。
境 仁悟
骨法術,死霊術
GM
判定を。
境 仁悟
2D6>=5 (判定:骨法術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
境 仁悟
バカヤロウ。
境 仁悟
兵糧丸使います。
GM
神通丸?
境 仁悟
そうです…
境 仁悟
もういっぱいいっぱいだよ。
GM
はい……
GM
どうぞ。振り直しを。
境 仁悟
2D6>=5 (判定:骨法術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
GM
死霊術で判定を。
境 仁悟
2D6>=5 (判定:死霊術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
GM
回避にはどちらを指定しますか?
境 仁悟
死霊術。
GM
了解です。《終末の獣》は死霊術で回避判定を。
境 仁悟
狭霧の効果で回避に-1
境 清花
終末の獣に感情修正
《終末の獣》
2D6>=9 (判定:意気)
ShinobiGami : (2D6>=9) > 4[1,3] > 4 > 失敗
[ 境 仁悟 ] 謀術 : 1 → 0
境 仁悟
兵糧丸を噛んで血断を使う。
GM
了解です。
境 仁悟
回想シーン。
GM
了解。
GM
秘密を貼り、そのまま回想シーンをどうぞ。
境 仁悟
秘密:境 仁悟】
あなたは一族に伝わる神刀『化粧応神』の伝承者である。
あなたの一族の【使命】は『終末の獣』を殺すことだ。
愛し合う相手を『化粧応神』にて殺すことで、
この刀は真の力を発揮し、獣を殺すことが出来るようになる。
あなたはその役目から逃げるように、ずっと境 清花を愛さないようにしてきた。
しかし、あの満月の晩、あなたは彼女を愛してしまった。

メインフェイズ開始前に、以下に示す2つの選択肢の中から、
いずれかを選ぶこと。

【選択肢1】
刀の声と己の使命に応え、あなたは境 清花を殺害した。
あなたに残ったのは境 清花への【愛情】と神器『化粧応神』であった。
境 清花への愛情を獲得し、プライズ『化粧応神』と『化粧応神』の秘密を手に入れること。

【選択肢2】
刀の声に抗うため、あなたは『化粧応神』を折った。
プライズ『化粧応神』はこのセッションから取り除かれる。
境 仁悟
刃を振るう。
《終末の獣》
互いの血が吹き上がる。
境 仁悟
終末の獣を殺すために、生きてきた。
境 仁悟
心などなければよい。
境 仁悟
心などなければ苦しむことはない。
境 仁悟
なるほどその言葉は、自分もまた、何度も唱えてきた。
境 仁悟
だれかを愛することがなければ、
境 仁悟
愛しただれかを殺すことはないのだから、
境 仁悟
こんな役目を果たさなくて済むのだと思ってきた。
境 仁悟
けれど、結局のところ、自分は清花を愛してしまった。
境 仁悟
愛したがゆえに殺さざるを得なくなった。
境 仁悟
殺すことからも、愛することからも逃げることができなくなった。
境 仁悟
どこへ走って逃げたところで、安息を得られる場所はどこにもない。
境 仁悟
なら、逃げることはしない。
境 仁悟
迫りくるこの顎門からも。
境 仁悟
この男を愛した妻からも。
境 仁悟
なお妻を愛している自分からも。
境 仁悟
刀を、突き立てる。深く。
《終末の獣》
牙を立てる、血に溺れるようにして。
《終末の獣》
深々と身体に斬り込む刀は化粧応神。
境 仁悟
獣を殺すために打ち上げられた刀。
《終末の獣》
俺を殺すための刀。
GM
――血を啜る刀が、欠け始めた月の光の下鈍く輝く。
《終末の獣》
お前の在るべきところはここか。
《終末の獣》
我が血肉を欲するか。
境 仁悟
今こそがその時であると、
境 仁悟
刀身が輝きを増す。
境 仁悟
効果はダメージ+1。
GM
了解です。
GM
春雷で2点。三千大戦世界で1点。血断で1点。回想シーンで1点。
GM
《終末の獣》に、合計6点の接近戦ダメージです。
GM
《終末の獣》は戦闘より脱落。
GM
死亡しますか?
《終末の獣》
怜悧な太刀筋。鋭利な鋒。
《終末の獣》
確かに俺を殺す一撃。
《終末の獣》
されど一撃は凌ぐ、その予見とは裏腹に。
《終末の獣》
「――なるほど確かに」
《終末の獣》
「見事な刀」
境 仁悟
迷いはない。
境 仁悟
仁悟の太刀筋は、常に己の迷いを遠く置いて、冴え渡る。
境 仁悟
「いい技だった」
《終末の獣》
深々と突き刺さった刀、化粧応神をその内に抱えて。
《終末の獣》
「もう一撃、見届けよ」
《終末の獣》
「花留陀衆、真蛇」
《終末の獣》
「顔無き男の技を」
《終末の獣》
死亡します。最後の一撃使用。
《終末の獣》
何故俺が終末の獣に囚われたか。
《終末の獣》
猟犬。即ち、それはここに在らずの業。人で非ずの忍法。
《終末の獣》
化粧応神をその内に抱えたまま、己の血に沈む。
《終末の獣》
「鞍馬神流」
《終末の獣》
「廻鴉」
《終末の獣》
「天狗」
《終末の獣》
猟犬により、プロット6へ移動。
境 仁悟
「!」
《終末の獣》
天狗を鴟尾鴞字郎に使用。
境 仁悟
食い千切られ、もはや死に体の男は、驚いた顔でそれを見送る。
GM
……判定を。
《終末の獣》
回想シーン使用。
GM
はい。秘密を張り、演出を。
《終末の獣》
あなたは自分の【居所】を持っていない。
この世界にあなたの居場所はないのだ。
「居場所がほしいか」
己の裡から聞こえる獣の声に応えれば、あなたの望みは叶うのだろうか――
この秘密を知る者は、戦果を選ぶ際に誰かの【居所】をプライズとして奪うことができる。
自分の【居所】を持っていない(奪われた)キャラクターは、クライマックスフェイズ開始時に死亡する。
獣の声に応えた場合、この死亡の効果はなくなる。

この秘密を知る者は、『終末の獣』について調査出来る。
《終末の獣》
居場所。居所。
《終末の獣》
乱世という一切が戦場の下の世は、あらゆる刃がそこにあることを許された。
《終末の獣》
しかし、終わる。すべてのものに終わりはある。
《終末の獣》
放たれた一撃が人を殺めるならば、人は去り、戦いは終わり。
《終末の獣》
そして平和は訪れる。
《終末の獣》
化生鏖刃。文字通りに、鏖にした。
《終末の獣》
俺の故郷は戦場、いや、
《終末の獣》
金床だ。
《終末の獣》
俺は化生鏖刃そのものだ。
《終末の獣》
その刃はあまりに切れ味が鋭く、魔を宿し、力がありすぎた。
《終末の獣》
霽月という男が女に居所を見いだしたのならば。
《終末の獣》
俺は還ろう。
《終末の獣》
2D6+3>=5 (判定:意気)
ShinobiGami : (2D6+3>=5) > 8[3,5]+3 > 11 > 成功
GM
鴞字郎は逆凪につき回避不能。
GM
接近戦ダメージを6点受けます。
《終末の獣》
化生鏖刃を抜き放ち、鴟尾鴞字郎へ突き立てる。
鴟尾 鴞字郎
兵糧丸2つ使用
GM
了解です。脱落ではないですね。
GM
頑健を潰し、残りは4点。
GM
《終末の獣》は4D6を。
《終末の獣》
4d6
ShinobiGami : (4D6) > 13[1,2,4,6] > 13
GM
鴞字郎の器術、体術、謀術、妖術が潰れます。
《終末の獣》
「やはり、この刀」
《終末の獣》
「よい切れ味だ」
《終末の獣》
斃れる。
[ 《終末の獣》 ] 器術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 体術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 忍術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 謀術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 戦術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 妖術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 戦術 : 0 → -1
[ 《終末の獣》 ] 妖術 : 0 → -1
[ 《終末の獣》 ] 戦術 : -1 → -2
[ 《終末の獣》 ] 妖術 : 1 → 0
[ 《終末の獣》 ] 戦術 : -2 → 0
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 器術 : 1 → 0
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 体術 : 1 → 0
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 謀術 : 1 → 0
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 妖術 : 1 → 0
鴟尾 鴞字郎
「おっと」
鴟尾 鴞字郎
その刃の切れ味を知っていれば、太刀筋を受け止めようなどとは考えない。
鴟尾 鴞字郎
素早く身をひねる。一突き。胴が裂ける。
鴟尾 鴞字郎
「光栄だね!だがしかし──」
鴟尾 鴞字郎
「そいつを持たせたんだ。おいらの頸ぐらい、一撃で飛ばしてくれねえとな!」
境 清花
目まぐるしい交錯。ひと瞬きの間に生死が決まる。
境 清花
忍のいくさとはそういうもの。
境 清花
そして、そこにはただ。
境 清花
血の花が開き、散るばかり。
境 清花
「……っ!!」
境 清花
斃れてゆくその姿に。
境 清花
霽月さま、と、口に出かかり。
境 清花
しかし、飲み込む。
境 仁悟
血に濡れた刀を持ち、満身創痍の男が立つ。
境 仁悟
今際の際に化粧応神を握る己ではなく、鴞字郎へ向かった獣が、
境 仁悟
今や斃れているのを見つめている。
《終末の獣》
500年の妄執は散る。
境 仁悟
使命は成った。
《終末の獣》
終末は去り、血と肉体と、振るった技の残した傷跡ばかりがそこにある。
《終末の獣》
名前は残らない。
境 仁悟
化粧応神も、男の血筋もまた、その役目を終えた。
鴟尾 鴞字郎
「きき…………っ。きっき!」
鴟尾 鴞字郎
「よう、お前ら!どうだい気分は!」
鴟尾 鴞字郎
「恐ろしい怪物は消え去り──これにて、めでたしめでたし、ってぇワケだ!」
鴟尾 鴞字郎
「それにしちゃあ晴れねえツラだなあ。お二人さん。なあ、笑えよ?ん?」
境 清花
目を閉じて息を吸い。吐く。
境 清花
そして再び目を開く。
境 仁悟
「鴞字郎」
鴟尾 鴞字郎
「なんだい?」
境 仁悟
「その男が最期にお前へ向かった意味を」
境 仁悟
「分からぬお前ではあるまい」
鴟尾 鴞字郎
「……?」
鴟尾 鴞字郎
「よくわかんねえな。どっちにしろ死んだんだ。どうでもいい事だろ?」
境 仁悟
「そうか」
境 仁悟
怪訝そうな顔をする女に、あらためてその意味を突きつけようとは思わなかった。
境 仁悟
ただ、己が理解している。
境 仁悟
それで良いと、割り切ることもできなかったが。
境 仁悟
「清花」
境 仁悟
話をそこで打ち止めにして、男は妻へと呼びかける。
境 清花
呼ばれ、そちらに目をやる。
境 仁悟
「俺の使命は成った」
境 仁悟
「目の前にいるのは、お前の愛する男を殺した男だ」
境 仁悟
血を流し、満身創痍の姿で男は言葉を紡ぐ。
境 仁悟
「お前は、どうする。俺を殺して、仇を取るか」
境 清花
「……獣が死のうと」
境 清花
「霽月さまの名と、居所は……」
境 清花
「わたくしのもとにございます」
境 仁悟
「そうか」
境 清花
「されども。わたくしは、……心持たぬ刃を、折らねばなりません」
境 清花
「折れよと言ったそのとおりに」
境 清花
視線は再び鴞字郎へと戻る。
鴟尾 鴞字郎
「……」
境 仁悟
血塗れの男は妻の背を見つめる。
境 仁悟
「意地か」
境 清花
「どうぞお笑いください」
境 仁悟
「いいや」
境 仁悟
「忍は心持つ刃」
境 仁悟
「いかに心を持ったとて、使命に縛られ為すべきことを成さねばならん」
境 仁悟
「そのようにしたいと思ってするならば」
境 仁悟
「それ以上のことはあるまいよ」
鴟尾 鴞字郎
「どうした娘っ子。おっかねえ顔をして」
境 清花
「五百余年……それだけかけて、人のこころを摩滅させておいでなら」
境 清花
「そろそろ、人の世からはご退場いただきとう存じます」
鴟尾 鴞字郎
「ハ!」
鴟尾 鴞字郎
「そうか、そういやそうだ」
鴟尾 鴞字郎
「お前さん、無傷だ。男に擦り寄って安全圏で戦ってきてたもんなぁ?」
境 清花
「お好きに言えば良いでしょう」
境 清花
「わたくしはあなたを折る」
境 清花
「どこにいようと、もはやそこには是非もなし」
境 仁悟
「清花」
境 仁悟
「…悪いが、お前に助太刀をさせてもらう」
境 仁悟
血にまみれ、息をつく。
鴟尾 鴞字郎
「……本気かよ、坊や」
鴟尾 鴞字郎
「とんでもねえな。主義主張の違うだけの相手を殺すのが、お前さんらの流儀かい」
境 仁悟
「妻を殺されるわけにはいかん」
境 仁悟
「子供もいる」
境 仁悟
「それとも、お前は刀を置いてここから逃げるか」
鴟尾 鴞字郎
「……別にお前さんたちと戦う理由はねえが……」
鴟尾 鴞字郎
「刀の終わりは見届けにゃあならん。それ、寄越してくれンのかい」
境 仁悟
「いいや」
境 仁悟
「であれば、戦って奪ってもらおう」
鴟尾 鴞字郎
「なぜ?」
鴟尾 鴞字郎
「お前さんだって、今となっちゃあ要らんだろう、そんなもん」
境 仁悟
「すべては心に根差している」
境 仁悟
「分からぬならば、今からでも取り戻してみるといい」
鴟尾 鴞字郎
「……どいつも、こいつも……」
鴟尾 鴞字郎
「仕方ねえ。仲良くあっちに送ってやるか」
鴟尾 鴞字郎
「てめえらの気分で、子供の命まで懸けた事、たっぷりと後悔させてやる」
GM
◆ラウンド2
GM
各位、プロットよろしいですか?
境 仁悟
OK
鴟尾 鴞字郎
OK
境 清花
大丈夫です
GM
ではプロットオープン、よろしくお願いします!
[ 鴟尾 鴞字郎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 境 仁悟 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 境 清花 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド2 プロット5:鴞字郎 4:清花、仁悟
GM
◆プロット5
GM
鴞字郎の行動です。
鴟尾 鴞字郎
「娘っ子や」
鴟尾 鴞字郎
「最初からお前が邪魔だった」
鴟尾 鴞字郎
「そいつをここで殺す理由が出来たってんなら、こんなに楽しいこたあ無え」
鴟尾 鴞字郎
「これが、お前さんの言う心ってヤツかねえ!」
鴟尾 鴞字郎
手を上に。
鴟尾 鴞字郎
重々しい金属音を立てて、銃器が姿を現した。
鴟尾 鴞字郎
「さあ、楽しませてくれよ!」
鴟尾 鴞字郎
「──《絡繰遊戯・凶盧一擲(きょうろいってき)》!」
鴟尾 鴞字郎
奥義を使用します。対象は娘っ子、特技は絡繰術
鴟尾 鴞字郎
クリティカルヒット/断ち/回数制限
GM
清花に5点のダメージ。
GM
鴞字郎さんは分野の5D6を。
鴟尾 鴞字郎
5d6
ShinobiGami : (5D6) > 19[1,3,5,5,5] > 19
GM
器術、忍術、戦術、他任意の2分野。
GM
清花さんはどこを潰しますか?
境 清花
謀術残しで
GM
了解です。
[ 境 清花 ] 器術 : 1 → 0
[ 境 清花 ] 忍術 : 1 → 0
[ 境 清花 ] 体術 : 1 → 0
[ 境 清花 ] 戦術 : 1 → 0
[ 境 清花 ] 妖術 : 1 → 0
GM
RPを……これは鴞字郎さんの演出の続きからかな。
鴟尾 鴞字郎
せりあがる銃器から、弾丸のシャワーが放たれる。直線的に向かう弾。山なりに向かう弾。追尾する弾。着弾と共に破裂する弾。
鴟尾 鴞字郎
「ききき!ききききき!!!!」
境 清花
血の花が咲き乱れ。
境 清花
哄笑と、炸裂する火薬の音とが混じり合う中。
鴟尾 鴞字郎
「い~い赤色だ!清花って名ァ、撃たれて舞い散る血の事か!」
境 清花
「ぐ、……ぅ、っあ!!」
境 清花
悲鳴にはならない。食いしばる。
境 清花
荒い息が、散々に撃たれた余波に上がる土煙を裂く。
境 清花
「……っ、……」
境 清花
まだ。目は死んでいない。
GM
◆プロット4
GM
清花と仁悟は1D99を。
境 仁悟
1d99
ShinobiGami : (1D99) > 57
境 清花
1d99
ShinobiGami : (1D99) > 35
GM
清花の行動からです。
GM
同時行動ですが、清花の方を先に処理します。
境 清花
兵糧丸をひとつ使用。体術を復帰。接近戦攻撃で鴞字郎
[ 境 清花 ] 体術 : 0 → 1
境 仁悟
愛情で感情修正。
GM
判定を。
境 清花
2D6+1>=5 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 4[2,2]+1 > 5 > 成功
境 清花
んっ
GM
いえ
GM
ファンブルですね。
境 清花
んっ 神通丸
GM
了解です。
GM
振り直しをどうぞ。
境 清花
2d6+1>=5
ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 7[1,6]+1 > 8 > 成功
GM
鴞字郎は手練から回避を。
鴟尾 鴞字郎
2D6>=10 (判定:絡繰術)
ShinobiGami : (2D6>=10) > 9[3,6] > 9 > 失敗
GM
2点の接近戦ダメージを受け、鴞字郎は脱落します。
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 忍術 : 1 → 0
[ 鴟尾 鴞字郎 ] 戦術 : 1 → 0
境 清花
「花がこの血であるならば」
境 清花
「未だかれ朽ちずにある様子」
境 清花
「いかな刃も、いずれは折れる。あなたという刃は、今がその時」
境 清花
「花は」
境 清花
「ひと茎が折れようと」
境 清花
「続くもの」
境 清花
ぴん、とくうを弾く。
境 清花
透明な糸。糸の細さであるがゆえ、数多の銃弾にも絶えきらず。
境 清花
鴞字郎の四肢に。頸に。
境 清花
引き絞る。
鴟尾 鴞字郎
「きひっ……!」
鴟尾 鴞字郎
長くを生き、心を失った怪物。
鴟尾 鴞字郎
頸が絞められてゆく。
鴟尾 鴞字郎
ほどこうと手を動かそうにも、その手も絡め取られ。
鴟尾 鴞字郎
「ひ、ひゅっ……!」
鴟尾 鴞字郎
しかし、その両手に力を込める。
鴟尾 鴞字郎
どさり、どさりと地面に両手首が落ちる音。
鴟尾 鴞字郎
腕はまっすぐ、清花へと向けて。
鴟尾 鴞字郎
最後の一撃。対空千手砲を使用します。
GM
死亡攻撃ですね。
GM
判定を。
鴟尾 鴞字郎
2D6>=5 (判定:絡繰術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
鴟尾 鴞字郎
霊装:呪術
鴟尾 鴞字郎
回避判定を呪術に変更
境 清花
奥義
境 清花
判定妨害 指定特技は幻術
GM
演出を。
境 清花
花が散る。花弁が舞う。血の花よりも淡い色。
境 清花
琴は古来、龍の似姿。
境 清花
花弁一枚が鱗の一枚。
境 清花
薄紅の龍が啼く。
境 清花
清らの声。
境 清花
全ての視界を、花弁が奪った。
境 清花
《六花清淨・龍》
境 清花
「……先に続かぬ刃のひとよ」
境 清花
「さようなら」
鴟尾 鴞字郎
「ごっ……」
鴟尾 鴞字郎
でたらめに放たれた弾は、獲物を捉えることはなく。
鴟尾 鴞字郎
視界にもやがかかる。これは果たしてこの花ゆえか、それともこの糸ゆえか。
鴟尾 鴞字郎
ぼんやりと、かつての景色が浮かぶ。
鴟尾 鴞字郎
炎が照らす工房。
鴟尾 鴞字郎
炉を背に、あんたがあたしを見ている。
鴟尾 燕次郎
「おきょう。なに泣いてんだ」
鴟尾 鴞字郎
その瞳に映ったのは──
鴟尾 鴞字郎
瞳に涙を浮かべた、かつてのあたしの姿だった。
鴟尾 燕次郎
「しかたねえ奴だな。おめえは、ちぃとばかし優しすぎるからよ」
鴟尾 燕次郎
「出来るならおいらが替わってやりてぇが……生憎と、それが出来るのはおまえだけなんだよな」
鴟尾 鴞字郎
あたしは別に、辛くない。
鴟尾 鴞字郎
だってもう、忘れることにしたんだ。
鴟尾 鴞字郎
今この時も、あの子との思い出は、少しずつ消えていく。
鴟尾 鴞字郎
愛しいあの子。愛おしいはずの、あの子……。
鴟尾 鴞字郎
あの子に名付けた名前すら、
鴟尾 鴞字郎
──今はもう、思い出せない。
鴟尾 燕次郎
「それでいい」
鴟尾 燕次郎
「それでいいんだ。全部……全部忘れちまえ」
鴟尾 燕次郎
「おまえは、ただの刀鍛冶。おいらは、ただの刀。そしてあいつは……ただの獣だ」
鴟尾 鴞字郎
いやだよ、いやだよ、あんた!
鴟尾 燕次郎
「──じゃあな」
鴟尾 鴞字郎
炉の中へと身を投げたあのひと。
鴟尾 鴞字郎
それを止められなかったあたし。
鴟尾 鴞字郎
子供を殺す覚悟が、できなかったあたしを。
鴟尾 鴞字郎
あの人は、ひどいやり方で後押しした。
鴟尾 鴞字郎
これからあたしは、あの子を殺す武器を作る。
鴟尾 鴞字郎
そして、あの子が殺されるのを、ただ見守らなきゃいけない。
鴟尾 鴞字郎
刀ができるまで、長い時間がかかった。
鴟尾 鴞字郎
刀を託すまで、長い時間がかかった。
鴟尾 鴞字郎
あの子が殺されるのを、ただ待つだけの人生。
鴟尾 鴞字郎
地獄だった。心は、すり減っていった。
鴟尾 鴞字郎
任務が為されど地獄。為されずとも地獄。
鴟尾 鴞字郎
もう、あの子の親を名乗る資格はとっくに消えて失せたけど。
鴟尾 鴞字郎
あの子の記憶と情を完全に消し去るまでに──とてもとても長い時間がかかった。
鴟尾 鴞字郎
いけねえな。なに、いまさら昔のことを。
鴟尾 鴞字郎
もはや、他人の人生。
鴟尾 鴞字郎
痛くもないこと。
鴟尾 鴞字郎
どうでもいいできごと。
鴟尾 鴞字郎
あいつは終末の獣で、あれが死んでも、まるで心は痛まなかった。
鴟尾 鴞字郎
ンだから、まあ、こっちが正解だと。
鴟尾 鴞字郎
そう思ったんだがな。
鴟尾 鴞字郎
……昔のおいらだったら、こんなバカな死に方はしなかったんかね?
鴟尾 鴞字郎
ま、いいか。今更。
鴟尾 鴞字郎
見届けは出来なかったが……まあ、やれるだけはやったろ?
鴟尾 鴞字郎
「……」
鴟尾 鴞字郎
薄れゆく意識の中、坊やと目が合う。
鴟尾 鴞字郎
──坊や。
鴟尾 鴞字郎
炉の場所を伝える。よかったら、そいつの処理は頼むわ。
鴟尾 鴞字郎
まあ、今更虫のいい話かもしらねえが。
鴟尾 鴞字郎
謝りはしないぜ。
鴟尾 鴞字郎
うん。
鴟尾 鴞字郎
通して見てみると……
鴟尾 鴞字郎
それなりに、いい頑張りっぷりだったんじゃねえか?
鴟尾 鴞字郎
先にバカ息子と一緒に地獄に行ってるがよ。
鴟尾 鴞字郎
悪ぃが、任務のために頑張ったお前も、地獄に連れてこられそうなんだよな。
鴟尾 鴞字郎
そんときはよろしくって事でな。
鴟尾 鴞字郎
じゃ、お先に。
鴟尾 鴞字郎
「…………」
鴟尾 鴞字郎
“鴞字郎”は、動かなくなる。
GM
GM
シノビガミ『化粧応神』第六夜、これにて了。
GM
一日挟んで15日の月曜日から再開になります。
GM
クライマックスの残りとエピローグをやりましょう。よろしくお願いします。
GM
本日はお疲れ様でした!
境 仁悟
お疲れ様です。
境 清花
お疲れさまでございました。
《終末の獣》
お疲れ様でした。
鴟尾 鴞字郎
おつかれさまでした~い!
GM
は~
GM
1日1日が濃厚過ぎる
GM
多分次回で終わると思いますが最後までよろしくお願いします!
境 仁悟
よろしくお願いいたします
水面
よろしくお願いします
境 清花
よろしくお願いいたします
鴟尾 鴞字郎
よろしくおねがいします