GM:よーしでは
GM:ロードムービー血煙爆鎖第八夜!
GM:始めていきましょう。
GM:よろしくお願いします!
七星信貴:よろしくお願いしまーす!
由良輝一:よろしくお願いしまーす
GM: 

GM:Tips:プロット1輝一さんの攻撃を天樹さんが絶対防御するので輝一さんの奥義破りに回想シーンから
GM:Tips:久奈さんはまだ回避振ってない
GM:Tips:この後極地ダイス

GM: 
三峰久奈:よろしくおねがいしまーす
糸繰晶:よろしくお願いします!
GM:■クライマックスフェイズ 第3ラウンド 再開
GM:では天樹さんの絶対防御に対する輝一さんの奥義破りの回想シーンから。
GM:よろしくお願いします。
由良輝一: 
由良輝一:【秘密:由良輝一】
あなたは『地獄門』の錠前を担う一族の末裔である。
あなたの一族が死に絶えれば『地獄門』は解放される。
あなたの真の使命は【一族の血を絶やさない】ことである。
あなたはプライズ『子種』を持つ。

そんなあなたが一目ぼれした相手が『時姫』である。
あなたはいつでもこの秘密を公開し、『時姫』への感情を『愛情』に変更出来る。

由良輝一: 
由良輝一:わたしたちは、とてもたいせつなものをまもるために生きている。
由良輝一:それは、このせかいだったり、たいせつなひとだったり、とにかく、たくさん。
由良輝一:だから、きいちも、どんなものでも、たいせつにしてあげるのよ。
由良輝一: 
由良輝一:それは姉に言われた言葉だった気がする。
由良輝一: 
由良輝一:由良の一族は死にやすい。その上、その“もの”の性質上、狙われやすかった。地獄門。幼いころは何のことだか分からなかったし、今でも理解しきっているわけではない。
由良輝一:だから由良家は多産であり、それに耐えきれない女は死んだ。だから由良輝理と由良輝一は、貴重な存在だった。
由良輝一: 
由良輝一:『輝羅が』
由良輝一: 
由良輝一:誰かがいなくなることは、別に普通のことだった。末の妹がいなくなったのは、輝一が15のときだった。
由良輝一:そうしばらくしないうちに、姉が死んだ。
由良輝一: 
由良輝一:『これは我らが由良の一子相伝』
由良輝一: 
由良輝一:鳥がいる。
由良輝一:由良家には常に、鳥がいた。
由良輝一:かつては神霊の分け御霊に力を借り、己等の力を高めていた由良家だったが、時代の変遷、あるいはそうする余裕すらなくなった、という理由で、死霊術を嗜むようになった。
由良輝一:『かがり』は、輝一が作った。
由良輝一:死者の灰から作る忍獣は、有能であるようで、無能だった。
由良輝一:ただ、もう一度死ぬ。そのためだけに生かされている。生かされていた。
由良輝一: 
由良輝一:『いい? きーちゃん ゆーじのときはね、おねーちゃんを、ためらいなくもやしなさい』
由良輝一: 
由良輝一:有事、なんて来ないだろう。そう思っていた。
由良輝一: 
由良輝一:昔の話をしよう。
由良輝一:由良輝一は、『たいせつなものをまもるため』に、警察官になった。
由良輝一:それ以外に指針が何もなかったからだった。
由良輝一:惰性で働いていた。幸いにして有能な部下をうまく使うことだけはできて、それなりの評価を得ていた。
由良輝一:ある時心が折れてしまった。小さな女の子の誘拐殺人事件を、解決できなかったときに。
由良輝一:向いてねえな、と思ったのだ。最後の妹一人守れなかった男に、何が守れるって言うんだ。
由良輝一: 
由良輝一:昔の話をしよう。
由良輝一:生きるために何でもするようになった。夜逃げの手伝い。探偵じみたこと。殺人。シノビには簡単で、一般人には難しいことをやっていた。
由良輝一:派手に怪我をしたときに、偶然出くわしたのが始まりだった。そう記憶している。
由良輝一:海老名と名乗る女の診療所に通うようになったのは。
由良輝一: 
由良輝一:そこそこ昔の話だったと思う。
由良輝一:隠忍の一族が壊滅したと聞いた。不知火の由良たちには他人事ではなかったが、もはや他人事になっていた。
由良輝一:もう自分しかいない。
由良輝一: 
由良輝一:そう思っていた。
由良輝一:そう思っていたのに、
由良輝一: 
由良輝一:信じたくないことがたくさんある。それから、目を背けることはできない。
由良輝一:ならば、向き合うしかない。
由良輝一:由良輝一は、ひとりではなかった。
由良輝一:その証明をするしかない。
由良輝一:由良輝一は、ひとりではなかった。
由良輝一:そう、してくれた奴がいる。
由良輝一: 
由良輝一:どうして、と問いかけたい。己はそんな感情を向けられるようなことをしたことは、当然だって一度もない。ただの患者だ。
由良輝一:だがそれがあなたの答えだというのなら、そこに手を伸ばすしかない。
由良輝一: 
由良輝一:「天樹」
由良輝一: 
由良輝一:一度だって呼んだことのない名前を呼んだ。
由良輝一: 
由良輝一:振ります。
由良輝一:2D6+3>=6 (判定:遁走術)
ShinobiGami : (2D6+3>=6) → 5[1,4]+3 → 8 → 成功

どどんとふ:「時姫」がログインしました。
時姫:安堵に表情を緩めるが、天樹を掴む腕は固いまま。
海老名天樹:「……!」
海老名天樹:炎の勢いを止めることができない。張った防御は吹き散らされ、炎が肌を舐める。
由良輝一:メスを振るより早く腕を掴んで、その腕に口づけた。
由良輝一:そこから、火が。
時姫:その炎は時姫ごとを激しく燃やす。
海老名天樹:「由良……由良、輝一……!」
海老名天樹:振り絞るような叫び声。火の粉が入り込み、肺を焼き、声が詰まる。
由良輝一:「そうだ。俺が由良輝一だ」
海老名天樹:炎が燃え盛る。あの男が私を焼いている。そして、時姫が。
由良輝一:「言いたいことは山程あるが、お前は俺の何になりたかったんだ?愛人か?妹か?それとも他人か?」
時姫:十分に炎が天樹に乗り移ると同時に、時姫の指から力が抜け、すり抜ける。
由良輝一:「まだ、他人のほうがずっとマシだぜ、あいにくな」
海老名天樹:この男を殺(あい)すために用意した人形が。どうして自分の邪魔をするのか。
海老名天樹:「……わたし、は……ッ」
海老名天樹:あなたの問いに、天樹から答えが返ってくることはない。炎に巻かれ、あなたから逃げるように身を翻した。
由良輝一:「……やれやれ。また医者探ししにゃあいけないのかね」
三峰久奈:じゃあこっちの回避判定ふりまーす。 天樹さんから感情修正もらえるで良かったかな(念の為確認
海老名天樹:そうです!
三峰久奈:では+1して……水術から!
三峰久奈:2D6+1>=6 (判定:水術)
ShinobiGami : (2D6+1>=6) → 3[1,2]+1 → 4 → 失敗

GM:どうぞ!
GM:あっ。
海老名天樹:あっ
三峰久奈:あっ
三峰久奈:だがしかし
GM:はい。
三峰久奈:神通丸はもう1つあるぞ! 使います!
GM:どうぞどうぞ
三峰久奈:2D6>=6 (判定:水術)
ShinobiGami : (2D6>=6) → 4[1,3] → 4 → 失敗

海老名天樹:きょ、凶の女ーっ!
三峰久奈:じっせきいい
GM:えーと、天樹さんと久奈さんは3点ダメージですね。
GM:天樹さんはどこ潰しますか?
海老名天樹:はーい。えーと、器術忍術体術と潰します。
GM:了解
三峰久奈:こっちは3点で脱落でーす。 死亡攻撃なし! ちょっとだけ演出するか
GM:OK どうぞ
三峰久奈:時姫や天樹を包んだ業火は、一瞬で周囲を緋色に染める。 たとえ異空間を抜けたとしても、入口も出口も業火であれば、避けることは能わない。 否、そうなるように、彼女の力がしたのか。
三峰久奈:「……ふっふふ……、由良輝一、せっかく面白そうなのを見つけたのに、最後まで見られなくて残念ね——」 業火が過ぎれば戦線から離脱しようとしますが、そいつは最後の勝者次第。
時姫:時姫も脱落。
由良輝一:走る。あとひとりになった。
海老名天樹:炎に撒かれ、両腕はだらりと垂れ下がっている。口を噤み、瞳だけがぎらついてあなたを見据えている。
由良輝一:「時姫!」敢えてそう呼ぼう。倒れ伏す手を引いて、抱きしめる。
時姫:赫耀たる炎に包まれながら、それよりも尚熱い腕に抱き締められる。
時姫:「……き、いち、……さ」ぎこちなく唇を動かして、その名を呼ぶ。
時姫:辛うじて、縋る。
由良輝一:「あとちょっと待ってろ」それだけ言う。そうして、そっとその身を横たえさせて、戻っていく。シノビの高速起動の場へ。
時姫:唇を緩める。頷いて、輝一を見上げる。
時姫:その姿を、戦場に渦巻く業火が覆い隠した。
GM: 
GM:1d6 極地ダイス 3以下
ShinobiGami : (1D6) → 2

GM:1d6 輝一さん
ShinobiGami : (1D6) → 3

GM:1d6 天樹さん
ShinobiGami : (1D6) → 1

GM:輝一さん忍術、天樹さん器術。
GM:何もなければ天樹さんは脱落になりますが。
海老名天樹:兵糧丸噛みます。
GM:どこを回復しますか?
海老名天樹:器術を回復。即座に潰れる。
GM:了解です。
GM: 
GM:ではラウンド4のプロットを。
由良輝一:OK。
海老名天樹:いやーうーんうおー
海老名天樹:OKです
GM:OK
GM:オープンプロットを!
どどんとふ:「由良輝一」がダイスをオープンしました。出目は4(6面ダイス)です。
GM:なんか反映遅れてる?
どどんとふ:「海老名天樹」がダイスをオープンしました。出目は6(6面ダイス)です。
GM:まあいいや 輝一さん4天樹さん6ね。
GM: 
GM:クライマックスフェイズ ラウンド4 プロット 6:天樹 4:輝一
GM:プロット6,天樹さんから。
海老名天樹:やるしかない。由良に飛魂します。
海老名天樹:2D6>=5 (判定:憑依術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功

GM:あっ。
海老名天樹:はい……
GM:はい……
海老名天樹:お疲れ様でした……
GM:なにか……RPなどは……
海老名天樹:します
GM:どうぞ
海老名天樹:唇を寄せられた腕は燃えてほとんど炭と化し、足元もおぼつかない。
海老名天樹:辛うじて高速機動に乗って速度を上げた女のからだから、赤い靄が立ち上る。
海老名天樹:憎しみか、愛情か、情念が暗く滾る目で、しかし声は出てこない。
海老名天樹:だが、向かっていった靄も男に届く前にわずか勢いがそがれ、炎に燃えて、霧散していった。
海老名天樹:どうして
海老名天樹:唇がわずかに動いたが、声が出てくることはない。
海老名天樹:女の足は縺れ、忍びとして保つべき速度から。
海老名天樹:堕ちていく。
海老名天樹:凪りました。
GM:OK。そのままプロット4、輝一さんの手番へ。
由良輝一:目視。観測。あとはやることはひとつ。
由良輝一:百燐の時間だぞオラ~!!!!!!!!!
由良輝一:2D6>=5 (判定:火術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 6[3,3] → 6 → 成功

GM:天樹さんに3点ダメージですね。
GM:脱落ですが、どうしますか?
海老名天樹:ハーイ。なすすべなく喰らいます。死亡攻撃、しません。脱落。
GM:OK。RPどうぞ
海老名天樹:燃える。
海老名天樹:燃えていく。
海老名天樹:疾れなくなった忍びになすすべはない。炎から逃れることはできない。
海老名天樹:逃れようという気も失せるほどの火勢に焼かれて、苦痛に顔を引き攣らせる。
海老名天樹:それでも何とか顔を上げて、女はみずからを燃やす火を生み出す男を見つめる。
海老名天樹:膝からは力が抜けて、倒れそうになっている。きっと、あの男は、時姫を迎えに行くだろう。
海老名天樹:……私ではなく。
海老名天樹:燃える女は膝を突き。うつ伏せに倒れ伏した。
由良輝一:誰も立つものがいなくなった戦場に、ひとり立つ。
由良輝一:奥義使います。
由良輝一:■奥義
《逃走論争・闘争断(ファイトオアフライト)》
指定特技 :詐術
エフェクト:不死身/定め/回数制限
効果・演出:自分の身すら騙す炎で、傷口を焼き焦がして塞ぐ。なんてことはない。

由良輝一:全回復だ!
GM:OK
GM:勝者は由良輝一。
GM:戦果の宣言と、
GM:脱落した上で死亡していない海老名天樹、三峰久奈、時姫の生殺与奪はあなたが握っています。
GM:どうしましょう?
由良輝一:戦果はえー時姫にこちらへの愛情を。
GM:了解
由良輝一:三峰久奈を殺害します。
GM:OK。ではそのRPからかな。
三峰久奈:1ラウンド前の業火のあたりで離脱しようとはしてますね。ほとんど動けないけど。
由良輝一:「よう」そのあなたの前と後ろから、同時に声がかかる。
由良輝一:「まずは一人分な」あなたの髪が。唐突に燃え始める。
由良輝一:「機忍ってのはどこからどこまで“そう”なんだ?お前みたいな研究者はやっぱり頭か?」
三峰久奈:「……あら、あれだけ暴れて、まだ随分元気そうね。一族の力か、若さというやつかしら」 口は平然としているが、逃げる力はない。髪が燃えようと、あまり意に介する様子もなく。
由良輝一:「まあね、お兄さんだからな」肋骨のあたりに足を置く。踏み折る。
由良輝一:「お兄さんだからさ~、血気も盛んなわけよ」内臓に蹴りを。
由良輝一:「綺麗な死体の作り方は生憎知らなくてね」眼球に指を。
三峰久奈:「さあ、どこまで"そう"なのかしらね。忘れちゃったわ。 脳はまだ変えてはいないはずだけれ、ど、ーーぐっ」 肋骨に、腹に、衝撃が走る。逆流した血が口から溢れるが、口元の笑みは変わらない。 不敵に笑んだままだ。
由良輝一:「斜歯はこれだから困っちゃうね。どうせあんたのデータだってとっくに保存されてんだろ?」手を取る。爪を一枚ずつ、剥いでいく。
由良輝一:「もう喋んなくていいぜ。見ての通り意味のない八つ当たりだからさ」喉元を踏みつける。
由良輝一:「起こったことは覆らない。脳が生なのはナイス情報だ」抉った眼窩に指を突っ込んで。
由良輝一:「じゃあな」内部から、脳に火をつけた。
三峰久奈:目から、口から、身体から血が流れていく。火に焼けて蒸発していく。流れてるモノ自体は、多分ほかと何も変わらない。  「ーーええ、そうね。それが指矩班の使命だもの。"あなたたち"の、ことも——」
三峰久奈:直後、喉が割れる。脳が焼ける。そこに悲鳴も何もなく、ただ焼け焦げていくという事実があるだけ。 死体は、ただの死体だ。それ以上でもそれ以下でもない。
由良輝一:内部から一気に、三峰久奈を灰にした。機械も肉体も等しく。
由良輝一:その灰を蹴り散らす。
三峰久奈:灰は喋らない。ただ吹き散らされていくだけだ。
由良輝一:「……ふう」
由良輝一:なにか得られたものがあったかと言えば、何もない。
由良輝一:ただ、やりたいことはあった。
由良輝一:「悪い、もうちょっと待たせる」と、時姫に声をかけてから。
時姫:業火に炙られながら、わずかに頷く。
由良輝一:糸繰晶の燃え落ちたあたりへ走る。
由良輝一:上着の内ポケットから取り出した厚手の袋(耐熱)に、灰をかき集めて、入れる。
由良輝一:自分が燃やしたようなものだし、見れば分かる。それも、由良家の力だった。
由良輝一:「……お前もさあ、」灰を集めながら。
由良輝一:「若いよなあ」灰を集める。
由良輝一:「……覚悟ってのはさあ、まだあるんだよな?」答えはない。
由良輝一:次の場所へ急ぐ。七星信貴の燃え落ちた場所。
由良輝一:同じように灰を集める。
由良輝一:無言だった。
由良輝一:途中で顔を拭った。
由良輝一:順序。順序……優先順位、……
由良輝一:倒れ伏している女のところへと行く。
由良輝一:「おい、海老名」
海老名天樹:答えはない。
由良輝一:返事があってもなくても、その手に兵糧丸を握らせて、その場を即座に去る。
由良輝一:最後。
由良輝一:「時姫」
GM:炎に全身を炙られながら仰臥する時姫の、
時姫:天を見上げる赤い瞳から、涙が滔々と溢れている。
時姫:名を呼ばれて、そちらを向く。頬を雫が伝い落ちる。
時姫:「きいちさん……」
由良輝一:「持つもんは持ったから、行くぞ」
由良輝一:有無を言わさず時姫を抱き上げる。
時姫:抱き上げられたその腕が、
時姫:足が、
時姫:炎に焼き尽くされ、見るも無惨に爛れている。
時姫:その痛みも厭わずに、
時姫:「……ころして」
時姫:懇願するような、声音。
由良輝一:「その時が来たらな」
時姫:「わたし、……わたしは、あなたをころしてしまう」
時姫:「」
時姫:「あの、男の人も」
時姫:「……あきらさんも」
時姫:「わたしのせいで、死んだような、もの、……なのに」
時姫:「わたしは、あなたまでも……」
由良輝一:「俺は死なねえよ。……糸繰は、バカだよ。あいつにはちょっとお灸を据えたいね……信貴もだけど」
時姫:最早動かぬ四肢であろうとも、心に懐く殺意は誤魔化しようがなく、
時姫:それに、少女は怯えている。
時姫:その殺意を押し殺しながら、自分を抱え上げた輝一の肩に顔を埋めて。
由良輝一:「俺はね、そういうのから逃げるのと、誤魔化すのはね、めちゃくちゃ得意なわけ」
時姫:「……あなたは、全部わかってて、だから」
時姫:「だから、わたしに、何もしなかったのに」
時姫:「わたしはただ、寂しいからって、……不安、だからって、……わたしが」
時姫:「わたしの、そのせいで」
時姫:「みんな、死ぬんだわ」
時姫:「だから……」
由良輝一:「……いやあ、それは。俺は手加減ができない、それだけそれだけ」
由良輝一:「……美容院でも行ったらいいんじゃねえかな」
時姫:「……そんなの」
時姫:「」
時姫:「そんな、当たり前の女の子、みたいな、…………」
由良輝一:「イメチェンでもしたら気分の一つくらい変わるだろ」
時姫:そんな幸せが。もう、許されるとは思えないのに、
時姫:この人はあまりにも、優しすぎる。
時姫:「……それは」
由良輝一:「いいんだよ、それで。もう終わった。……お前だって長くないんだ」
時姫:「……あなたは」
時姫:「わたしが、そうしなきゃいけないと、思う?」
由良輝一:「思うよ」
時姫:「…………」
時姫:少しだけ、俯く。それから。
由良輝一:どんな仕掛けがあったとしても。血が繋がっていたとしても。
時姫:「……なら、付き合って」
時姫:「死なないで」
時姫:「わたしに、最期まで、ころされないで……」
由良輝一:「死なねえって」
由良輝一:「言ったじゃん。そういうのから逃げんのと誤魔化すのは、得意なんだよ」
時姫:「――そう」
時姫:「そうね」
時姫:瞼を伏せる。貴方に体重を預けて、
時姫:「……わたし、すこし、疲れちゃった……」
時姫:そう、たどたどしく、なにかをなぞるように。
由良輝一:「寝てな。とりあえず病院には連れてくからな」誤魔化しこそしたが、己も派手に焼いている。
時姫:頷いた。それから。
時姫:「輝一さん」
由良輝一:「何だ」
時姫:「愛してるわ。あなたのこと」
由良輝一:「俺も、愛してるよ。一生付き合ってやるよ、何にだって」
由良輝一:「派手に喧嘩すんのは勘弁な」
由良輝一:少しだけ振り返って、燃える戦いの跡を見た。
由良輝一:それから、一跳び。
由良輝一:高速機動に乗って、何事もなかったかのように、場を去る。
GM: 
GM: 
GM:はいそれでは
GM:ロードムービー血煙爆鎖第八夜、クライマックスフェイズがこれにて了。
GM:えーと次がーーー19日! 19日ですね!
GM:よろしくお願いします!
GM:そしてお疲れ様でしたー!