GM
では
GM
シノビガミセッション「化粧応神」第五夜
GM
始めていきましょう。
鴟尾 鴞字郎
よろしくおねがいします!
GM
よろしくお願いします!
境 仁悟
よろしくお願いします。
境 清花
よろしくお願いいたします
霽月
よろしくお願いします。
GM
メインフェイズ第三サイクル第三シーン。
GM
からですね
GM
やっていきましょう。
GM
GM
◆メインフェイズ第3サイクル第三シーン シーンプレイヤー:霽月
霽月
「言ったろう」
霽月
「掛かる戸は開けずにはいられぬ」
霽月
「後悔を持ち越す明日もなし」
霽月
「お前の秘密、暴かせていただくぞ」
鴟尾 鴞字郎
「……」
霽月
憑依術で鴞字郎の秘密を抜きます。
GM
了解しました。判定をどうぞ。
霽月
2D6>=5 (判定:憑依術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
GM
霽月と、感情共有で清花に渡りますね。
GM
ディスコードにてお渡ししましょう。
GM
お渡ししました。
霽月
「……500年の霧は深い、か」
鴟尾 鴞字郎
「いやあ、参った。見抜かれちまったよ」
鴟尾 鴞字郎
「で、どうだ?おれのこたぁ分かったかい?え?」
霽月
「は、ははは」
霽月
「より謎が深まるばかりだ」
霽月
「何故そうも頑なに拒む」
鴟尾 鴞字郎
「見るのは気分がいいが、見られるのは好かねえ」
鴟尾 鴞字郎
「舞台に下りず、傍観に徹していてえんだ」
霽月
では今抜いた秘密を公開しましょうか。
GM
了解です。
GM
【追加の秘密:鴟尾 鴞字郎】
あなたはあと一度だけ、魔刀『化生鏖刃』を鍛え上げることが出来る。
鍛えるための宣言は自分がシーンプレイヤーのドラマシーンで行うこと。
宣言した場合、この秘密は公開される。
また、その場合あなたはクライマックスフェイズ終了時に死亡する。

この刀の力を使って妖魔化した者は、必ず制御判定に失敗し、
エンディングフェイズで新たなる終末の獣と化す。
あなたは刀の使用者になれない。

あなたには更にもうひとつ秘密がある。
GM
以上です。
霽月
「しかしどうかな」
霽月
「忍は霽月、仁悟ばかりではない」
霽月
「はたして、逃げ切れるか」
鴟尾 鴞字郎
「……なんだ。てめえら」
鴟尾 鴞字郎
「人を寄ってたかってよ。さっさと殺し合ってりゃいいもんを」
鴟尾 鴞字郎
「ええ、娘っ子。おいらを探るつもりかい。おいらが怖くねえってかい」
境 清花
ざらり、下生えを踏む音。
境 仁悟
女の横に立つ。
鴟尾 鴞字郎
「娘っ子よォ」
鴟尾 鴞字郎
「てめェもてめェで、邪魔なんだよなァ……」
境 清花
「……あなたにとって邪魔でないものなど」
境 清花
「都合が良いという以上のことはございませんでしょう」
境 仁悟
鴞字郎を見据えている。
境 仁悟
「であれば、明かさねばならんだろう」
鴟尾 鴞字郎
「あん?」
境 仁悟
「雑念のあるままでは、俺の刀も鈍るかもしれん」
鴟尾 鴞字郎
「知らねえよ。そいつぁ負けた時の言い訳か?」
境 仁悟
「ふ」
境 仁悟
笑わぬまま息を零す。
境 仁悟
「さあな。その腹」
境 仁悟
「探られれば痛むのではないのか」
霽月
「駄賃だ」
鴟尾 鴞字郎
「なに?」
霽月
「これから見せるものは、俺が見舞える限りの見世物になるだろう」
霽月
「そして二刀による殺し合い」
霽月
「見物料にしちゃあ高くはないはずだ」
鴟尾 鴞字郎
「ほお?」
霽月
「生憎、その支払いを受け取りは、俺には間に合わないだろう。それはいささか心残りではある、が」
霽月
「ここが潮時」
霽月
背を向ける。清花の方を向く。
霽月
「清花」
境 清花
「……はい」
霽月
「俺はここにいるか」
境 清花
「……霽月さま」
境 清花
「……ええ。わたくしの目の前に、霽月さまはおられます」
霽月
頷く。
霽月
「清花」
境 清花
「はい」
霽月
「お前が霽月と呼ぶたびに、そう唇が動くたびに」
霽月
「俺は在ることを許される心地がする」
境 清花
「……なれば」
境 清花
「何度でも、お呼びします、霽月さま」
霽月
頷く。
霽月
「昨晩、血化粧を照らしていた満月も、今宵となればわずかながらに欠けている」
霽月
「月をわずかにすり減らすほどの時間を、お前と過ごした」
霽月
「お前が霽月と名付けた男の時間は、それが全て」
霽月
「ここが潮時」
霽月
「これより俺は終末の獣に身を委ねる」
境 清花
「霽月さま、」
鴟尾 鴞字郎
「!」
境 仁悟
「……」
境 清花
「……霽月さま、……わたくしは」
霽月
頷く。
霽月
「霽月という男は、喰らわれて無くなるかもしれん」
霽月
「あるいは戦いの果てに、再びここに戻るかもしれん」
霽月
「俺にはまだわからん」
霽月
「だから、一度、この名をお前に返そう」
霽月
「それまでお前の心を居所とさせてやってくれ」
霽月
「再び相まみえることができたならば」
霽月
「もう一度、俺の名前を呼んでくれ」
境 清花
「……………………」
境 清花
「……霽月、さま」
境 清花
「かしこまりました」
霽月
「ありがたい。感謝する」
霽月
「清花」
霽月
「お前を愛している」
境 清花
「……はい」
霽月
「さらば」
霽月
終末の獣の声に応える。
GM
了解しました。
GM
――どくん、と、鳴動。
GM
それは霽月の奥深くから。
GM
遅れて、獣の声が響く。
GM
その獣の声は、
GM
今は清花にもはっきりと聞こえた。
『終末の獣』
「――《終末の獣》」
霽月
「……」
『終末の獣』
「《終末の獣》よ。我が依り代よ」
『終末の獣』
「貴様は、望むか」
『終末の獣』
「ここではない、どこかにある」
『終末の獣』
「貴様自身の居場所を、求めるか」
霽月
「ああ。求む」
『終末の獣』
「よい」
『終末の獣』
「ならば、往こう」
『終末の獣』
『終末の獣』は、霽月の声に応える。
『終末の獣』
その声に応えるように遠吠えが響いた。
霽月
「いざ」
GM
忍法【世界忍者戦】が発動されます。
GM
【世界忍者戦】の効果

世界忍者戦が使用された場合、この情報を公開する。

1.クライマックスフェイズで6ラウンドが経過する前に世界忍者戦の使用者が死亡していない場合、世界は終わり新たな世界が始まる。
2.プライズ【居所】を持っているキャラクターはその時点で消滅する。
3.世界忍者戦が倒れた場合、プライズ【居所】を持っていないキャラクターは戦闘終了時に消滅する。
GM
霽月はプライズ【化生鏖刃】を獲得。
GM
秘密を渡します。情報共有で清花にも。
GM
お送りしました。
GM
クライマックスフェイズに関して、
GM
プライズ【居所】を奪ったその場で廃棄することを許可します。
GM
以上。
《終末の獣》
面の化粧が赤く光る。
《終末の獣》
月夜に白く照っていた面は、その光をも喰らうかのように、黒く染まりゆく。
《終末の獣》
否。黒い毛皮に覆われる。
《終末の獣》
その黒は、まるで月が蝕まれるかのごとく、男の姿を飲み込む。
《終末の獣》
・失っている記憶と感情の回復 を使用。
《終末の獣》
《終末の獣》の記憶を取り戻します。
GM
了解しました。
GM
――あなたは全ての記憶を取り戻す。
GM
嘗て駆け抜けた、戦乱の世。
GM
あなたが切り捨てた夥しい数の兵の死体。
GM
酸鼻を極めた戦場のさま。
GM
そして、
GM
あなたを育み慈しんだ、
GM
父と母の姿。
GM
今の鴟尾鴞字郎を名乗る女とはまるで違う、
GM
愛情に満ちた彼女の眼差しを。
鴟尾 鴞字郎
「……」
鴟尾 鴞字郎
「ひ」
鴟尾 鴞字郎
「きひっ!きははは!せっかちめ!」
鴟尾 鴞字郎
「ああ、バカな奴。バカな奴だ」
鴟尾 鴞字郎
「確かにこいつぁ、最高の見世物だった!」
鴟尾 鴞字郎
「よう娘っ子。もういいぜ」
鴟尾 鴞字郎
「これにてひと段落」
鴟尾 鴞字郎
「あとは好きなだけ、おいらの事を探りゃあいい!」
鴟尾 鴞字郎
「ああ、危なかった。本当にヒヤッとしたよ」
鴟尾 鴞字郎
「どうやらこれで、使命は果たせそうだ」
鴟尾 鴞字郎
「あとはガキども三人」
鴟尾 鴞字郎
「好きなだけ、仲良くやんな!」
《終末の獣》
終末の獣は黙したまま。
境 仁悟
刀の柄に手を触れる。
境 仁悟
「清花」
境 清花
「……仁悟さん」
境 仁悟
「いずれにせよ俺とこの《獣》は、もはや戦わねばならぬ」
境 仁悟
「……しかし、真実を知らずに戦いに至るわけにはいかんだろう」
境 仁悟
「俺も、お前も、……霽月も」
境 清花
「……はい」
境 仁悟
「やってくれるか。……そして」
境 仁悟
「叶うならば、俺とともに、あの家へ帰ってくれ」
GM
◆メインフェイズ第三サイクル第四シーン シーンプレイヤー:境 清花
GM
では、清花さん。
GM
ご決断を。
GM
どの【感情】を喪失し、
GM
どの【感情】を残しますか?
境 清花
「……仁悟さん」
境 仁悟
肯く。
境 清花
「わたくしは、……」
境 清花
「……わたくしは、一度、申し上げました」
境 清花
「……わたくしには、その資格がございません、と」
境 仁悟
「……ああ」
境 清花
「……仁悟さんは、それでも良いと、仰ってくださいました」
境 清花
「……でも」
境 清花
「わたくしは、そう思ったまま……資格のないまま、仁悟さんの隣には」
境 清花
「……いられません」
境 仁悟
「……」
境 仁悟
終末の獣を前にして、ふと言葉を喪ったように。
境 仁悟
困ったように微笑んだまま、男はあなたを見つめている。
境 清花
「愛しております」
境 清花
「けれど、……」
境 仁悟
「ああ」
境 清花
「……一度、なくしてしまった記憶を取り戻すすべは、もう、ありはせず」
境 清花
「抜け殻となってゆく愛を、……愛と呼び続けることを、わたくしは、自分に許すことも、できません」
境 仁悟
「……そうか」
境 仁悟
口許にわずか笑みをたたえたまま、男は目を伏せる。
境 清花
「わたくしたちは、心持つ刃」
境 清花
「交わり、離れ、そして折れる」
境 清花
「わたくしが……わたくしの気持ちが喪われたら」
境 清花
「思い出の中にだけ、置いてくださいまし」
境 清花
境仁悟への【愛情】を、喪失します。
GM
了解しました。
GM
清花は仁悟への【愛情】を喪失。
境 仁悟
「……すまないな」
境 清花
す、と。その言葉に、最後の笑み。
境 清花
そして、鴞字郎に向き直る。
境 清花
「……わたくしたちをご覧になって」
境 清花
「ずいぶんと、お楽しみいただいたでしょう」
鴟尾 鴞字郎
「ああ。痛快な振られっぷりだった」
鴟尾 鴞字郎
「いい男二人に囲まれて、揺れ動く気分ってな、どんなもんだい?」
境 清花
「愉快なように、お見えでしたか?」
境 清花
「……もはや揺れることも許されはしません」
鴟尾 鴞字郎
「獣の側に立つかい?」
境 清花
「……左様ですね」
鴟尾 鴞字郎
「あれを生かすことの意味が分からんわけじゃあるまい」
境 清花
「あなたの旗幟はいかがなのですか」
境 清花
「世界のためにというわけでも、ありはしないでしょう」
鴟尾 鴞字郎
「まあ、世界なんてなァ、どうでもいいが」
鴟尾 鴞字郎
「終末のより先においらが消えちまっちゃあ、刀の終わりは見届けらんねェからよ」
鴟尾 鴞字郎
「邪魔ァするなら、混ぜてもらう。坊やの側にな」
境 清花
「……そうですか」
境 清花
「いまさら……あなたの肚のうちを、このような言葉で知ろうとは思いませんが」
境 清花
「知らねばならぬとは思いますとも」
境 清花
言って、ぴん、とくうを弾く。
境 清花
十三絃。
境 清花
花のように編まれ、そして引き絞られる。
鴟尾 鴞字郎
「しち面倒臭ぇ娘っ子」
鴟尾 鴞字郎
「忍に、感情なんてモンは要らねえんだ」
鴟尾 鴞字郎
「あそこで終末のと会いさえしなけりゃ、こうなる事も無かったろうにな……」
境 清花
「忍にはいらずとも」
境 清花
「今のわたくしには」
境 清花
鴟尾鴞字郎の秘密を抜きます。判定は罠術。
境 仁悟
感情修正します。
《終末の獣》
感情修正。
GM
了解です。+2をつけて判定を。
境 清花
2D6+2>=5 (判定:罠術)
ShinobiGami : (2D6+2>=5) > 10[4,6]+2 > 12 > 成功
GM
公開ですね。
GM
【最後の秘密:鴟尾 鴞字郎】
あなたは自らの【使命】を果たすため、わが子との記憶を捨てた。
もし記憶を取り戻してしまったなら、あなたはわが子を殺せなくなる。
その場合、あなたの【使命】は『終末の獣』を守ることに変更される。
GM
以上です。
境 清花
「……自ら」
境 清花
「……そうですか」
《終末の獣》
「……」
鴟尾 鴞字郎
「…………満足かい。人の心の奥底を暴いて」
境 清花
「忍に感情などいらないとおっしゃいましたね」
鴟尾 鴞字郎
「おう」
境 清花
「……愛を抱いたまま使命を果たす、お覚悟が足りなかったのですね」
鴟尾 鴞字郎
「くだらんね。邪魔なもんを捨てただけの事」
境 清花
「揺れ動く気持ちなど、わたくしに尋ねずともご存知だった」
鴟尾 鴞字郎
「さて?忘れたね」
境 清花
「覚えておけたはずのものを、抱えてゆくこともできず」
境 清花
「覚悟の足らずを、邪魔なものだと、そうすり替えて」
境 清花
「覚えておけぬわたくしのことを嘲笑って」
境 清花
「ずいぶんな振る舞いですね、鴞字郎さま」
鴟尾 鴞字郎
「届かねえ、届かねえ。まったくの他人事」
鴟尾 鴞字郎
「過ぎたこと。捨てたこと」
鴟尾 鴞字郎
「過去の“おきょう”に何を投げかけたとて、鴟尾鴞字郎は何も感じねえ」
鴟尾 鴞字郎
「“おきょう”はあるいは今この瞬間も、その言葉に突き刺されて泣いてるかもしれねえ。だがそりゃ、おいらじゃねえんだ」
鴟尾 鴞字郎
「おいらを戻す道を今さっき断ったのが、そこの隣に立つ獣」
《終末の獣》
「不要なこと」
《終末の獣》
「いずれにせよお前は消える」
境 仁悟
「悪いが、消させはせん」
境 仁悟
「この世に終わりを齎すことも」
境 清花
「……心持たぬ刃は忍にあらず」
境 清花
「鴟尾鴞字郎。あなたはもはやただの刃」
境 清花
「あなたの刀の折れるとき、……同じように、折れてくださいまし」
鴟尾 鴞字郎
「きっきっき!いい啖呵だ!」
鴟尾 鴞字郎
「ひとつ、同意するぜ!終末の」
鴟尾 鴞字郎
「不要なこと、まさに不要なこと!」
鴟尾 鴞字郎
「要らねえ全部、心も息子もここで消し去って、ひとつ過去の清算とするか!」
《終末の獣》
「すべてを斬り伏せる刃。一切鏖殺。化生鏖刃」
《終末の獣》
「俺に出来ることはただ、殺すことのみ」
鴟尾 鴞字郎
「駄作を持って、調子づきやがる!」
鴟尾 鴞字郎
「坊や。心を消す覚悟は出来たかい」
境 仁悟
「いいや」
境 仁悟
「その必要はない」
境 仁悟
「あの刀を折るために、この化粧応神がある」
境 仁悟
「妻を殺し、子を殺し」
境 仁悟
「《けだもの》は俺の方と思ってきた」
境 仁悟
「それでもなお忍びとして使命を果たそうとするなら」
境 仁悟
「俺はこの心を抱えていよう」
鴟尾 鴞字郎
「ハ。別にいいけどね……お役目を忘れるんじゃないよ」
境 仁悟
「言われるまでもない」
《終末の獣》
「全ては終わる」
境 仁悟
「終わらせはせん」
《終末の獣》
「ならば、殺し合うのみ」
境 仁悟
「あとは、刃にてすべてを示そう」
《終末の獣》
柄に手を掛ける。
境 仁悟
刀を、抜き払う。
《終末の獣》
幾多の血を吸ってきた。その瘴気が刀身から漏れる。
境 仁悟
愛する者の血を啜った神刀が、月の光を受けて白々と輝く。
《終末の獣》
「いざ」
境 仁悟
「尋常に」
《終末の獣》
「勝負」
GM
GM
はい。
GM
決まったことだなあ。
GM
選択はなされましたが、クライマックスはこれから。
GM
最後に勝ち取ったものが全てです。
GM
皆様頑張ってくださいね。
GM
というわけで本日はこれにて終了!
境 仁悟
天狗猟犬いやだ~~~~~
GM
次回クライマックスフェイズ、二日後から再開となります。よろしくお願いします。
GM
ワハハワハハワハハ
GM
お疲れ様でした!
《終末の獣》
お疲れ様でした。
境 仁悟
お疲れ様でした!
境 清花
お疲れさまでございました
鴟尾 鴞字郎
おつかれさまでした!!!