3rd now
「おーい、店長さーん。おーい」
「…………」
「店長さーん。……店長さん!」
「え? ……あ、は、ひゃい!? はいっ! すみませんお客様あっえーと申し訳ございません、な、何事でしょうか!?」
「いや普通にこれくださいって……ていうか、店長さんあれだね、金魚坂グループが最近一気にフランチャイズ増やしたけどその手のヒトだよね」
「へ。……あ、はい、そうですけど、どうか何か問題とか……?」
「いや。でもなんかこー雰囲気っていうか、まあ、あそこの会社は面白いからそれっぽいなーみたいな……最近増えてるしほとんどのコンビニがそうだけどさ」
「そ、そんなに手広くやってるんですか……」
「もともとコンビニ経営します! って感じじゃないヒトとかもうほぼ百パーだねー。店長さんもなに、なんか目的があって来たとか?」
「私は迷い込んだって感じなんですけど……最初はその、探し人をしてまして、それで」
「ほほー。探し人。どんな人?」
「えっと、男の人です。髪が黒くて、目はちょっと褪せた感じの青色で垂れ目で……知ってます?」
「……その特徴で思い当たるのはちょっと難しいんじゃないかなぁ……」
「で、ですよねぇ……」